旭川ラーメンの名店「ラーメンの蜂屋本店」の魅力を紹介

知る人ぞ知る、旭川ラーメンの名店「ラーメンの蜂屋」。

今回、旭川方面車中泊ドライブを敢行するにあたり、久しぶりに旭川市に行くからには、未開拓の旭川ラーメンを食べておきたい、ということで、有名な「梅光軒」や「山頭火」など、いくつか候補がありましたが、今回私たちが行くことに決めたのは、旭川ラーメンの老舗、「ラーメンの蜂屋本店」。

昭和22年から続く伝統の旭川ラーメンの味とは?

2025年のゴールデンウィーク期間中の平日に、夫婦で訪れたときのことをレポートしたいと思います!

目次

「ラーメンの蜂屋」とは?

「ラーメンの蜂屋」は北海道旭川市に展開する、旭川ラーメンの老舗ラーメン店で、創業は昭和22年にさかのぼり、旭川ラーメンの最古参店として知られています。

とんこつスープと魚介スープをそれぞれ作り、最後にそれらをブレンドする「ダブルスープ方式」を古くから取り入れ、そして極寒の冬の旭川でもスープを冷めにくくする工夫として、スープ表面を覆う「焦がしラード」が特徴的です。

屋号の「蜂屋」は、元々「蜂屋」はアイスクリーム店として創業し、蜂蜜を使ったアイスクリームを作っていたことに由来しています。

店の外観、駐車場、店内の雰囲気など

5月の上旬、夏のように暑かったこの日の旭川市。
それでも「ラーメンの蜂屋本店」には多くの人が訪れていて、店の隣にある5台ほどのスペースの駐車場は満車状態でした。
私たちは停めることができなかったので、付近のコインパーキングに駐車して、徒歩で店舗に向かいました。

「ラーメンの蜂屋本店」の看板は、赤、緑、白色で構成されていて、最近のスタイリッシュなラーメン屋の外観にはほど遠く、まさに昭和!という外観でした。

シャッターの上がり方が中途半端なのも、なんだか歴史を感じますね。

店内に入るとすぐ左側に券売機がある、ラーメン屋によくある食券制の前
払いシステムです。
意外だったのは、各種キャッシュレス決済に完全対応している食券機だったこと。
歴史あるお店なので当然現金のみだろうと予想して入店したのですが、これはうれしい驚きでした。

店内の様子はこれまた予想外で、私はラーメン屋によくあるカウンター席がメインの狭い店だと予想していたのですが、店内はかなり広く、調べてみるとなんと56席!とのこと。

その広い店内の雰囲気は、やはり「昭和の食堂!」といった感じで、いい味出しています。
店内は混んではいましたが、満席になるほどではなく、私たちはすぐに4人掛けテーブルに案内されました。

謎のペースト? みそ味しみたまごラーメン

私が注文したのは「みそ味しみたまごラーメン(税込1180円)」。
旭川ラーメンといえば醤油味なので、そちらにしようか迷いましたが、定番の味は妻にまかせ、私は具だくさんで見るからに美味しそうなこちらのラーメンを選択しました。

オーソドックスなみそ味の茶色いスープの上に乗っている具材は、しみたまご、メンマ、小松菜、そして丼の中央で強く自己主張している謎のペースト。

提供してくれた店員さんが説明してくれたのは、このペーストはポテトのペーストで、「溶かしながら食べてください」とのこと。

歴史ある店なので、もっとシンプルな味噌ラーメンを予想したのですが、最新のラーメン屋のような工夫で、これまた予想外でした。

味は昔ながらのシンプルな味噌ラーメンではなく、かなり濃厚な印象です。
スープは少しだけしょっぱいと感じましたが、ポテトのペーストをスープに溶かすといい感じにマイルドになって食べやすくなりました。

しみたまごはその名のとおり味がしみていて、中はとろとろの半熟で、なかなか家庭では再現できないような美味しさでした。

やってみてよかったのは、味変でスープに酢を入れること。
テーブルに魚のアジがまるごと入った、あまり見かけない酢が置いてあるのですが、それをスープに入れると、濃厚なスープに酸味が加わり、新たな味が楽しめておすすめです。

独創的なビジュアル! しょうゆチャーシューメン

旭川ラーメンといえばやはり醤油味!
ということで、妻が注文したのは「しょうゆチャーシューメン(税込1130円)」。

まず見た目のオリジナリティがすごいです。
真っ黒いスープに浮かぶ焦がしラードに、脂身のない大量のチャーシュー、そして生姜。
なかなか見ないビジュアルですね!

スープの味は昔ながらのシンプルな醤油ラーメン、からはほど遠く、がっつり濃厚系で、若者にも受けそうな味わいです。
それでいて脂っこさを感じないのも素晴らしい。

チャーシューは薄めで脂身のないもので、これは高齢者にやさしいですね。
他の店のチャーシューと比べるとややあっさりながら、味がしみて美味しかったです。

全世代におすすめできる店、「ラーメンの蜂屋本店」

札幌ではあまり食べる機会のない、本場の旭川ラーメンを堪能して参りました!

昭和22年から続く歴史ある店、ということで、少し古臭いラーメンを予想して行ったのですが、その予想は完全に裏切られ、そこにあったのは全世代におすすめできる、個性的で、新しさすら感じる旭川ラーメンでした。

店も入りやすく、店内の食堂的な雰囲気もとてもよく、新規の客も利用しやすい素晴らしいお店だと感じました。
旭川市を訪れた際には是非!

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