関東から移住してきて、北海道を学びながら新しい発見を求め日々冒険しています。
夏におすすめのネイチャースポット「樽前ガロー」をご紹介致します。
樽前ガローとはなに?
名前から全く想像できませんが、道内や一部の方々の間では”ジブリ”っぽくて神秘的な景観地として有名だそうです。
「樽前」は地名で樽前山の南麓にある、「ガロー」とは北海道アルアルのアイヌ語由来と思ったのですが、東北地方の「崖」、「狭い渓谷」などの意味する方言だったので意外です。
その理由は調べられなかったのですが、おそらく最初に見つけた人が東北からの移住者だったのではないかと推測しています。
なぜ現在のような地形になったかといえば、現在も活動を続ける樽前山が1667年に噴火し、溶結凝灰岩という地形を長い年月をかけて川が侵食して形成されたと言われています。
樽前ガロー見学へ
ガローまでへの順路の解説は道路に名称がないので割愛させていただきますが、近くに来たときの注意点として、駐車場への案内には大きな看板があるのですが、なぜか見落としやすいようです。
ナビを使えば大丈夫でしょうが、それでも私は見落としたことをお伝えします。
看板を右折すると駐車場までは、200mぐらいデコボコ道が続き、右手に無料駐車場が見えてきます。
お手洗いや売店などはなく、近辺にもお店はありませんので、あらかじめご用意していくのをお勧めします。
駐車場から階段を登って道にでると、右手に案内看板が設置され、その先の「樽前ガロー橋」が見学スポットになります。実質細長い渓谷が続いているので、どこからでも見学はできますが熊の出現地でもあるので、むやみに茂みに入っていくよりも橋から眺めるのが無難ですね。
かつては崖を降りて行くポイントがあったようですが、残念ながら現在は降りることはご遠慮くださいです。
熊と遭遇する確率を減らすために、朝夕の時間帯を避ける事が推奨されています。
樽前ガローの見どころ
森の中の細い渓谷で、両側にほぼ垂直に切り立った岩肌に深緑の苔が張り付いて、美しく幻想的。
仮に渓谷に降りる事ができれば、そこには別世界が広がっているでしょう。
苔の種類は「エビゴケ」や「オオホウキゴケ」など60種類以上と言われ、「ヤマセミ」や「キセキレイ」などの野鳥も見られるそうなので、まごうことなきネイチャースポットです。
しかし、私が訪れたのは5月初旬でまだ気温も低く、雪もちらほらと残っていて・・・。
話が違うじゃないか!と、心の中でツッコミながら、自らの愚かさを悔やみました。

「樽前ガロー」を訪れるのに最適な時期は、新緑の6月以降です。
大切なことなので2度申しますが、北海道の緑が萌える時期の晴天の日に訪れてください。
初夏であれば、川底まで日差しが届き、”ジブリ”の世界に迷い込んだような美しい景観が楽しめることでしょう。
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