温泉に行きたい・・・そう思ってネットで調べると、定山渓温泉がヒットしました。
多数の宿や温泉がありましたが、存分に堪能するためと自分へのご褒美として、少し奮発し定山渓にある「ぬくもりの宿 ふる川」に宿泊しました。
ぬくもりの宿 ふる川
定山渓には宿がいくつもありますが、「ぬくもりの宿 ふる川」を選んだ理由は入口の雰囲気でした。
初めて写真で見たとき、まるで江戸時代のお屋敷のような雰囲気に惹かれ、「ここに泊まりたい」と思ったのです。
実際に訪れてみると、玄関の左右に掲げられた「ふる川」の提灯がすぐに目に入りました。
白い和紙に墨文字が浮かび上がり、建物の木造風の作りとも調和していて、チェックイン前から滞在への期待が自然と高まる瞬間です。
ロビーに入った瞬間、一般的な旅館というより、古道具店に足を踏み入れたような空気を感じました。
古民具が飾られ、壁にはお面が並び、落ち着いた雰囲気の中に遊び心が散りばめられています。
建物自体はそれほど新しくはなさそうですが、掃除が行き届いていて不快に感じることはありませんし、むしろ全体の雰囲気づくりにしっかり役立っているように思いました。
チェックインを済ませたあと山小屋をイメージしたラウンジに向かい、フリードリンクをいただきながら、落ち着いた雰囲気を楽しみながら少し長めに休憩してしまいました。
ふる川で過ごす夜
夕食は一般的なバイキングではなく和食のコース料理で、私は初めての体験でした。
前菜から順に運ばれてくる形式で、海鮮を中心とした料理が並び、食べるごとに味や盛りつけの違いが楽しめます。量もしっかりあり、お腹がいっぱいになるほど。
デザートまで食べきれず、部屋に持ち帰って後からゆっくりいただきました。
食事のあとは温泉へ。館内には三つのお風呂がありますが、特に気に入ったのは露天風呂の「奥の湯 ゆ瞑み」です。
温泉に向かうまでの廊下がとても幻想的で、お風呂に入る前の楽しみ。
到着すると山小屋のような建物の温泉で、広めの湯船に雪が似合います。
宿泊者は姉妹施設の森の足湯&ラウンジ「心の里 定山」がナイトラウンジとして利用でき、せっかくなので向かいました。
離れの建物で、浴衣のまま外に出ると風がかなり冷たく感じられ、寒い言いながら早足で歩きました。
ナイトラウンジでは、お酒やドリンク類やおつまみが自由に楽しめます。種類が多いのに、すべて無料というのが信じられないほどです。
夕食後でお腹がいっぱいなのに、気になったものをつい試してしまい、長居してしまうほど落ち着ける空間でした。
一泊でも十分やすらげる
翌朝は朝食バイキングでしっかりお腹を満たしました。
名物のプリンもいただき、温泉玉子を模した甘酸っぱいジュレがのっていて、口に入れた瞬間の食感と味が想像していたものとまったく違い、驚くほど印象に残りました。
他にも気になるものがいくつもあって、本当にあと少しだけ胃袋に余裕があればと名残惜しさが残りながら、チェックアウトしました。


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