国内でグルメ旅行といえば、やっぱり北海道でしょう。
北海道と言うと魚介類を想像する人は多いと思いますが、私が一押しするのは「ジンギスカン」。
ずいぶん昔、関東近辺でも「ジンギスカン」が流行した時期があり、ジンギスカンは独特の臭みがあって合わないと思った人が多かったのか、あっというまにブームは去りました。
しかし今回紹介する札幌にあるジンギスカン専門店「ふくろう亭」のジンギスカンは、臭みなんて全くなし!
牛や豚、鳥なんかよりすっきりしていてクセがないのが逆にクセになるんです!
ふくろう亭とは
地下鉄すすきの駅から、10分ぐらい歩いた場所にあります。
マンションの1階にある、こじんまりした佇まいで庶民的なお店です。
でもこのお店、知る人ぞ知るジンギスカンの名店で、北海道はもちろんのこと、道外からこのお店を目当てにたくさんのお客さんが訪れるという超名店なんです。
飛び込みでも入れないことはないですが、営業時間30分前から行列ができるので、予約していった方が得策です。
特に冬場は慣れている道民ならともかく、北海道の冬を知らない旅行者はかなりキツさを感じることでしょう。
いざ店内へ
店内はイカにもなイメージが漂い、家庭用だとおもわれるテーブルと椅子がずらりならび、テーブルの上には無造作にコンロが置いてあります。
無論、無煙ロースターなんてものはありません、厨房と客室の境目があいまいで、なんとも昭和。
目線を壁にやると、北海道の有名野球チーム、相撲取り、地元ローカル番組から全国区の番組の出演者などなど、とにかくたくさんの著名人のサインが無造作に並んでいます。
有名人が来ているからと言って美味しいとは限らないですが、それでも期待が高まってしまうのが人のサガというものでしょう。
ジンギスカンを頂く
頼むメニューは、生ラムジンギスカン一択。
ラムヒレ、ラムタンやラムベーコンなど、いくつかの部位を扱っていますが、よほどのお薦め品なのでしょう。
ここはシンプルに「生ラムジンギスカン」だけで行きます!
さてあの独特なジンギスカン鍋を眼の前に、期待感が暴走。
テーブルに備えられた指南書?「ジンギスカンの美味しい食べ方」に沿って、焼きすぎないようサッと火を通したら、ふくろう亭自慢の特製ダレにつけていただきます!
ジンギスカンと聞いて想像する独特の臭みは一切なし!
もしジンギスカンを食べたことがある人だと、これまで食べてきたモノはんだったんだろう?と思わず絶句すること間違いない。
初めての人だと、羊の肉ってこんなに美味しいの!?とこれまでジンギスカンを食べなかった人生を後悔するレベルです。
そのままジンギスカンをずっと食べるもよし、ビールと合わせるもよし、ご飯との相性も最高!
このジンギスカンを食べるために札幌に永住するのもありかも?なんて真剣に悩んでしまいました。
もやしと野菜を忘れずに!
ジンギスカン専用の鍋は、周辺に旨味が漏れ出して貯まる造りになっています。
そこに野菜を並べて焼くと、ジンギスカンからでた良質な脂がじんわりと染み込んで、最高の野菜にグレードアップしますよ。
特に相性が良いのがもやし。
もやし自体がクセのないあっさりした性質なので、そこにジンギスカンのエキスが染み込むと、永遠に食べられるもやしが出来上がり。
焼き加減はお好みによって調節してみてください。
私の好みはジュルジュルにしんなりした状態で、それをご飯に載せて食べるとパーフェクトです。
ジンギスカンならふくろう亭
ふくろう亭はジンギスカン嫌いな人でも、ジンギスカンを好きにさせるパワーを持っているはず。
食事のあとで店を出ると間違いなくジンギスカン臭くなっていますが、美味しいものを食べたあとの印。
むしろ勲章と捉えてください。
すくなくとも町ですれ違う道民には誇れます。
お値段もそこそこにリーズナブルなので、負担にはならないと思います。
札幌へ旅行に来たら利用すべきお店です。
※画像はイメージです。
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