とうもろこしの生産量が全国で最も多い北海道。
その中でも十勝の芽室町は、一大産地であり道内の生産量が一番、つまり日本一です。
この芽室町には、「十勝芽室コーン炒飯」というご当地グルメがあるのをご存じですか?
控えめに言って最高においしいのです!!!
今回は、「十勝芽室コーン炒飯」について紹介します!
十勝芽室コーン炒飯の歴史
十勝芽室コーン炒飯は、開拓時代から伝わっている料理でなはく、芽室町の町おこしとして開発されました。
2008年1月、 芽室町の職員らが、ご当地グルメプロデューサーのヒロ中田さんにご当地グルメ開発について相談したところ、ヒロ中田さんは日本一の生産地という特徴に目をつけ、コーン炒飯を提案したそうです。
そこで「芽室コーン炒飯推進協議会」が発足されて開発が始まり、約半年の月日を経て2008年7月に誕生しました。
十勝芽室コーン炒飯の10のルール
「十勝芽室コーン炒飯」は、単純にコーンを入れたチャーハンなら全て該当するという訳ではなく、「十勝芽室コーン炒飯 10のルール」が制定され、認定されたものだけが名乗る事ができます。
- 正式名称は「十勝芽室コーン炒飯」とする。
まずは基本的な名称です。
- 芽室町で作ったスイートコーンを使う。
- お米は北海道産「きらら397」を使用。
「きらら397」は「北海道で美味しいコメは絶対に無理」という常識を覆したお米で、さらりとして崩れにくいので、ピラフやチャーハンにも適しています。
ここまでは素材についてのルールですが、次は調理についてです。
- 味付けは、コーンの搾りかす入りの「特製コーンバター」を使用する。
「特製コーンバター」の存在感が味の決め手になっていて、味の素が独自に開発した、スイートコーンをまるっとつかった特別なバターです。 - 卵2個を必ず使用し、出来上がりは黄色を意識する。
- スイートコーンはバターしょうゆで味付けし、すべて後載せにする。
この後の食レポで紹介しますが、この2つのルールのおかげでかなりインパクトのある料理となっています。
最後に料理を提供するルールです。
- スイートコーンを使ったスープを付ける。
すでにコーンづくしです。 - 新鮮な野菜サラダを付ける。
- 器は白の丸皿とする。
- 価格は980円以下(税込み)とする。
以上となり、このルールがどのように影響しているか、食レポにて確認してみてください。
十勝芽室コーン炒飯
「レストランHIRO」にて、早速頂いてみました。
出てきた料理の初見は・・・なにレコ?!です。

丸いお皿の中央にこんもりとバターコーンが乗っていてチャーハンが見えず、間違えて注文した?と思ってしまうほど。「コーンチャーハン」の旗が乗っていたので、ああこれなんだと。
スプーンですくってみると、コーンの下には卵などの具材がはいったふんわりチャーハンが現れてきます。
炒飯にコーンが入っているというよりも、コーンにご飯を混ぜたくらいのイメージです。
コーンの食感とチャーハンというよりはバターライス、口に含んだ時の幸福感がすごい!
後乗せスイートコーンのシャキシャキした食感がアクセントで、とにかくコーン好きにはたまらないおいしさです。

コーン炒飯で北海道のコーンを堪能しよう
いかがでしょうか?十勝芽室コーン炒飯、食べてみたくなりますよね?!
十勝芽室コーン炒飯は、お伺いした「レストランHIRO」以外に、芽室町内の「焼肉KAGURA」「あかずきん」で食べることができます。
他にも「めむろまちの駅」では冷凍の十勝芽室コーン炒飯が販売されており、この冷凍コーン炒飯は芽室町ふるさと納税の返礼品にもなっています。
ちなみに、関東出身で好きな食べ物第1位とうもろこしの私が北海道に移住して一番おどろいたのは、とうもろこし(道民的にはトウキビ)のおいしさです!
寒暖差のある北海道でつくられるトウキビは糖度が高く、また採ってすぐが一番糖度が高いので新鮮なうちに食べたり調理したり冷凍するのがおいしさの秘訣です。
十勝芽室コーン炒飯はこちらは比較的新しめの、町おこしが目的のB級グルメです。
見た目もまっ黄色なスイートコーン色で、北海道でしか食べられないって感じのインパクトがありました。
このスイートコーンのおいしさをぎゅっと凝縮したコーン炒飯。ぜひ一度ご賞味くださいね!
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