北海道ならではの自動車事情

北海道と言えば、雪をイメージすると思いますが、北海道以外でも雪が降る地域は沢山あります。
ですが、他の地域とは違い気温が低いので、あまりなじみの無い日常な習慣が存在します。

内地から来た同僚に愚痴を言われた、他の地域ではあまり考えられない車を運転する際の準備について何点か紹介します。

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暖気運転

冬場の気温が極端に低い時期、特に0度を下回った野外に放置していた車。エンジンを暖めないとスムーズに進まないので最低1分以上アイドリングしないと良くないんです。
それを無視してすぐ発進しても思うように速度が出ず、エンジンの回転数だけが高い状態でエンジンにも負担がかかる上に、暖房が効かないので車内が寒い。

リモコンキーがある車なら、離れた場所ならエンジンを先にかけられるエンジンスターターというものがあります。
駐車場などで誰もいない車がいきなりエンジンがかかりびっくりすることもあるでしょう。

でもすぐに出発した場合、たとえ1分でもイライラします。
気持ちは解りますが、北海道では若干遅れても内地ほど文句を言われる事はないと思います。

雪・氷落とし

雪がひと晩で30センチ以上降るのも当たり前。
朝、駐車場に行くと車が埋まっていたり、下手すれば車にも行き着けない場合が・・・。
もちろんですが、そのままでは発進できないので雪どかさないとなりません。
中でも難儀なのが、フロントガラス。雪を落とすだけなら問題無いですが、氷が付着している事も。

内地の方はご存じない方が多いと思いますが、「スノーブラシ」という車の雪を降ろす専用の道具があるんです。
ブラシと反対側にプラスチックで出来た氷をガリガリ削る部品で対処するのが普通ですが、そうも行かない時もあり、先に述べた暖気運転をしながら、暖房でフロントガラスを温めて溶かす方法があるます。

北海道の冬場、朝起きたら車が埋まり、雪を下ろしながら雪かきで手すれば30分〜1時間、会社への通勤に車をつかっていたら遅刻。
すぐに車を運転出来ない驚きの状態に直面すると思いますが、会社に説明すれば許してくれる場合もあります。
そのうちに寝る前の雪の状況をみて、早めに起きたりと予想できるようになります。

予定通りにつかない

冬期間はナビに表示される予想所要時間はアテにならないです。
1月になると積雪が増えたり、融けたりを繰り返して路面は最悪な状況になり、路肩の雪山はなかなか排雪されません。2車線も実質1車線になるので渋滞が酷く倍時間がかかることもあります。
高速道路も吹雪くとすぐ通行止めになります。

知らないと急なことで驚くと思います。北海道に居ると当たり前でなんとも思わなくなります。
以上、北海道ならではの自動車事情でした。

※画像はイメージです。

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