水族館で人気のかわいいアザラシ。北海道にはアザラシに会える場所がたくさんあるのです。
今日は北海道のアザラシスポットをご紹介したいと思います。
アザラシとはどんな動物?
アザラシはネコ目アザラシ科の動物です。アザラシはアシカやオットセイとよく似ていますよね。
前肢でスピーディーに動き、泳ぐときも前肢を使って泳ぐのがアシカやオットセイ。
陸上で這うようにして動き、泳ぐときも後肢を左右に振って泳ぐのがアザラシなのです。
アザラシの生息地は南極・北極のほか、地中海やアフリカ北西部など広範囲に渡り、日本近海にも生息しています。
エサはニシンやカレイなどの魚類や、イカやエビなどなんでも食べる広食性です。
北海道周辺で見られるのは主に、ゴマフアザラシ・ワモンアザラシ・クラカケアザラシ・ゼニガタアザラシです。
北海道とアザラシの関係
北海道では主にゼニガタアザラシとゴマフアザラシによる漁業被害が深刻化しています。
その被害額は2億〜3億円で推移していましたが、道の対策により2019年は1.4億円まで軽減しました。
北海道で漁業ができる場所はアザラシにとってもエサが豊富にある場所ということ。
漁業被害の軽減とともに、人とアザラシ類の共存が今後も課題となっていくでしょう。
アザラシに会える場所
北海道で野生のアザラシが見られるのは、道北から道東にかけてのオホーツク海沿岸です。
一部、積丹や小樽の辺りでも見られることがありますが、やはりウォッチングに行くなら確率の高いオホーツク海沿岸がおすすめです。
- 礼文島
稚内からフェリーで約2時間です。自然が多く残された豊かな島では高確率でアザラシに遭遇できるそうです。 - 稚内市 抜海港
ゴマフアザラシの越冬地として有名な港です。冬ならほぼアザラシを見られるそうです。 - 網走市 能取岬
この辺りは流氷に乗ってアザラシが数多くやってくるそうです。流氷の時期には道の駅・網走流氷街道から出ている流氷砕氷船に乗って沖に出れば遭遇率アップ?! - 厚岸町 厚岸湾
厚岸湾から見える大黒島という無人島にゼニガタアザラシが上陸することで有名です。大黒島周辺でウォッチングツアーもあります。 - 根室市 風連湖
北海道でアザラシが見られるのは基本的には冬ですが、風連湖は夏に観測されることがある場所です。数は多くないかもしれませんが、夏に行くなら風連湖がおすすめですね。
いちばんのおすすめスポット
野生のアザラシも見たいですが、もっと近くで会いたい方には紋別市の「とっかりセンター」がおすすめです。「とっかり」とはアイヌ語でアザラシのこと。アザラシは昔から北海道に住むアイヌの人々にとって身近な生き物だったのですね。
この「とっかりセンター」には2つの施設でアザラシを見ることができます。
エサやり体験ができる!アザラシシーパラダイス
アザラシシーパラダイスには現在3頭のゴマフアザラシが飼育されています。プールで泳いでいる姿も近くで見られますし、エサをあげることもできます!
20頭ものアザラシに会える!アザラシランド
アザラシランドはアザラシシーパラダイスよりも広いプールで、20頭を超えるアザラシが飼育されています。飼育されているのはゴマフアザラシとワモンアザラシの2種類です。
エサの時間には係員さんのお話を聞きながら陸に上がったアザラシを間近で観察できます。
この「とっかりセンター」の施設は、ガリンコ号に乗れるオホーツクタワーの周辺にあります。場所は近いですが、同じ場所ではないので案内図をよく確認してください。また、直接エサやりができるのは「アザラシシーパラダイス」ですのでご注意ください。
おわりに
いかがでしょうか?野生のアザラシって北海道にいるんですね!びっくりしました!
以前、紋別のとっかりセンターでアザラシのエサやり体験をしましたが、野生のアザラシも今度ぜひ見てみたいと思いました!
みなさんも、とってもかわいいアザラシに会いに行ってみてくださいね!
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