首都圏の夏、連日の猛暑でうんざり。
夏休みは絶対に涼しいところで過ごそうと心に決めました。
涼しいところと言えば北海道、そして山は自然豊かで癒やされる。
あまりにも安直な考えですが、早速、道民の友人に相談してみると「それなら大雪山、風景がきれいだし、北海道で一番高い山だよ」との返事。
そのひとことで決めて、行ってきました大雪山。
大雪山とは
大雪山と言われ、なんとなく北海道の山と認識してた私。ところが調べてみると大雪山という山はないらしいということが判明。
大雪山国立公園という、神奈川県とほぼ同じ広さの国立公園が北海道の中心にあり、標高2000メートル級の山が連なって大雪山系と呼ばれているから、大雪山で通じるという事です。
その中の最高峰が旭岳、道内で一番高い山と知りました。
それにしても、神奈川県と同じ広さってすごいな。
いざ旭岳へ
JR旭川駅からレンタカーを借りて1時間半くらい走らせました。
旭というからには、旭川から近いのかなと思ったらそうでもない。いや、北海道では近い部類に入るのか?
途中には旭山動物園の看板もあり、今回は時間がなかったので寄れなかったのですが、いつか行ってみたい。
どんどんと山の方へと向かい、チロリアンな見た目のホテルがポツポツ見え始め、ドンツキのロープウェー乗り場の駐車場に到着。この時点で標高1,100メートル。
この近辺は温泉場でもあるそうで、イメージは富士山の5合目に温泉がある感じかな?
登山後の温泉は気持ちよさそう。
いざロープウェーへ向うと、思ったより本数は多く、ほぼ待ち時間なく乗ることができました。
アナウンスで山々や高山植物の説明が流れ、景色を眺めながら、ロープウェイに揺られて登っていきます。
この雄大な景色をアイヌの人々はカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼んでいたそうで、
旭岳は日本一紅葉が早く見られるとのことですが、訪れたのは8月下旬のまだまだ夏真っ盛り。
さすがに紅葉はしていませんでしたが、北海道はお盆をすぎると秋と言われ、ほんの少しだけ赤や黄色に色づいているような。
標高1,600メートルの駅
ロープウェーを降りるとそこは姿見駅で、標高1,600地点ともなるとさすがに肌寒い。
都内の気温は35度越えと報道されていたこの日、姿見駅の気温はなんと16.8℃。そりゃ寒いわけだ。
山頂までの登山となると専用の装備が必要になりますが、1時間30分程度で楽しめるハイキングコースが整備されており、そちらを利用しました。
軽装で問題ないですが、さすがに山道なので多少の高低差やぬかるみ、ごつごつした岩場もあるのでサンダルやヒールのある靴はおすすめできません。スニーカー推奨です。
歩き始めると沼や高山植物が咲き誇り、丸く見えるのから満月沼、すり鉢形だからおそらくすり鉢池。池と沼の違いもよくわからない私ですが、きれいな景色に感動。
生暖かい蒸気が噴出している穴に入れてみたり、噴気孔を間近で見たり、ここは火山なんだなと感じられる体験もできました。
姿見の池は、晴れると水面に旭岳が映ってとても綺麗だそう。この日、姿見駅に着いた頃には陽がさしていましたが、姿見の池に到着する頃には曇り空。
山の天気は変わりやすいから仕方ないですね。雨に降られなかっただけよしとしました。
きて良かった
スケールが本州とは全く違う、北海道でしか見られない景色。
旭川でラーメンを食べたり、旭山動物園に行く方が多いと思いますが、旭岳、おすすめです。
※画像はイメージです。
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