北海道に限らず、雪国の冬のレジャーといえばスキー&スノーボード。北海道にはいくつか大型のスキーリゾートがありますが、今回はその中のひとつ、ルスツスキーリゾートを紹介します。
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ボリューム満点、3つのゲレンデ
札幌から車で90分ほどのところにあるルスツリゾートは、大きく分けて3つのゲレンデで構成されています。
ひとつは中級者・上級者向けコースを数多く抱え、複数ある非圧雪のコースではとびきりのパウダースノーを楽しめる標高994mのMt.ISOLA(イゾラ)。もうひとつはMt.ISOLAに寄り添うように並び立ち、初級者・中級者コースを中心に構成された標高868mのEast Mt.(イースト)。そして、最後の一つはゴンドラで森と道路を超えた先にある、初級者から上級者までバラエティに富んだコースを持つ標高715mのWest Mt.(ウエスト)です。
Mt.ISOLA(イゾラ)
全18コースと、ルスツの全コースの半分がここにあります。
なんと言っても目玉はイゾラグランコース。なんと単一のコースで全長3,500mあります。途中から川の支流のようにイソラA〜Dの4つのコースが枝分かれし、East Mt.(イースト)との間にあるフリコ沢コースへ向かうことができます。Mt.ISOLA(イゾラ)にある初級者向けコースは急斜面を迂回するコース数本と、このフリコ沢コースのみとなっており、全体的に中級者〜上級者向けコースとなっております。
1850mと、長めの非圧雪コースであるヘブンリーキャニオンコースがあるのもこちらです。
East Mt.(イースト)
イゾラの隣に位置し、ややこじんまりしており、イーストビバルディコースを中心に8本のコースで構成されています。イーストビバルディコースのふもとには最大斜度8度でビギナーの練習にぴったりなイージートレイルや、林の中の緩斜面を進むフーボルコースがあります。一方で、ルスツ最大斜度を誇るスーパーイーストコースがあるのもこちらです。
フリコ沢コースを経由してMt.ISOLA(イゾラ)との移動が容易なため、自分の実力に合わせてMt.ISOLA(イゾラ)のコースと行き来すると良いでしょう。
West Mt.(ウエスト)
他2つのゲレンデからは道路と森を挟んだ羊蹄山側のゲレンデ。フリコ沢コースで接しているそれらとは異なり、West Mt.(ウエスト)へはゴンドラで移動する必要があります。
こちらにはルスツで唯一、子供のためのコースやスノーパーク、キッズ向けスキースクール専用ゾーンがあり、家族みんなで楽しめるゲレンデとなっています。ルスツリゾートのホテルが隣接しているため、疲れたらすぐにホテルで休めるのもポイントです。
West Mt.(ウエスト)のゲレンデだけでもそこそこの大きさがあり、他の二つのゲレンデと離れているため、ここだけで一つのスキー場だと錯覚してしまうほど。筆者は他のゲレンデを回ってから移動したのですが、斜面の向きが大きくちがうこともあってゴンドラで移動するまでWest Mt.の存在を忘れておりゲレンデに到着して「別のスキー場に来たのか?」と思ってしまったほど。
充実の宿泊施設
このようにルスツリゾートはとても広いスキー場です。1日で回るのはかなり大変ですから、スキー場に泊まってじっくり白銀の世界を楽しみましょう。
リゾート内には「ルスツリゾート ホテル・コンベンション」と「ウェスティン ルスツリゾート」の2つの宿泊施設があります。
「ルスツリゾート ホテル・コンベンション」はゲレンデの目の前に立つ大型ホテル。ツインはもちろん、小さいお子様がいても安心の和室や、貸し切り利用ができるコテージもあります。
「ウェスティン ルスツリゾート」はスキー場の中に立つラグジュアリーなホテルで、全室メゾネットタイプの広々としたお部屋が特徴です。またホテルの目の前に専用リフトがあり、これに乗ってゲレンデまで移動します。
両方の施設内にはレストランや温泉はもちろん、スポーツグッズショップなどもあり、ホテル内で買い物が完結します。
このほかにも近隣には数軒のペンションがあります。ペンションによってはルスツリゾートまで送迎してくれるところもあるので、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
車がなくてもアクセス楽々
ルスツスキーリゾートは山頂から周囲を見渡しても山しか見えない(!)山の中にありますが、札幌駅、および新千歳空港(※原則ルスツリゾート内のホテル宿泊者のみ)から予約制のバスが運行されています。
ほかにも道南バスが札幌からルスツリゾートを経由して洞爺湖方面へ向かう路線バスを運行しておりますので、予定に合わせてバスを利用すると良いでしょう。
人混みを避けたい今だからこそ、屋外アクティビティでリフレッシュ
一昨年から猛威を奮っている新型コロナウイルスですが、スキーやゴルフなどの広い屋外でのアクティビティは感染拡大防止に有効である「ソーシャルディスタンス」を自然と取れます。
人混みへ出づらい今だからこそ、広大なゲレンデに出て思い切りスキー&スノボを楽しみましょう!
もちろん、屋内での感染対策はお忘れなく。
※画像はイメージです。
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