あれはもう数年前になりますが、いまでも怖くなる、忘れられない経験をしました。
そのころ夫の転勤で長万部町に住んでいて、そこから30分ほどドライブすると「道の駅 くろまつない」という有名な道の駅があり、私は夫としょっちゅうそこへおいしい石窯ピザを食べに行ったり、日帰り入浴にいったり、ときにはトレッキングを楽しんでおりました。
春に転勤したので、夏の間はもちろん、初めての冬でも、すっかり私たちのお気に入りの場所となっていたので、週末時間があれば通っていました。
あれば1月だったと思います・・・
海岸沿いの長万部町に比べると、黒松内町は内陸で雪深い地域なので、予想していなかった恐怖のドライブ体験をすることになったのです!
週末のある日、その日も道の駅でピザを食べようという話になり、いつも通り昼前に自宅を出ました出発しました。その日は雪が降っておりましたが、いつものことと気にもせず向かいます。
夏であれば30分程度と、さほど遠くもないドライブでしたが、雪が降っているので、夫も少しゆっくりと運転していました。
しかし時間が経つにつれて雪は吹雪となり、ついには途中でまさに目の前が真っ白くなってしまいます・・・全く視界が見えない状況、つまりホワイトアウトを体験したのです。
ホワイトアウトの恐怖
元々北海道民の夫は、冬の雪道運転歴が10年ほどありましたので、前に走っている車のライトや路側帯の表示の反射光を頼りに運転するという技術は持っていたのですが、その時は車通りも少なく、前にも後ろにも、対向車もなにもない状態でホワイトアウトに遭遇したのです。さすがの夫もやはりこのときばかりはうろたえました。
勿論ライトはつけて、かなりの減速をして走行しながら、危険を感じたら一時停止をしたりと、ただ追突のリスクがあると判断しながら、恐る恐る車を進めていきます。時間にしてみればおそらく5分にも満たない時間だったかもしれませんが、なにも全く見えない状況はとても長く感じました。
危うく反対車線にでてしまいそうになりながら、ホワイトアウトから無事脱出して、なんとか黒松内町へたどり着くことができました。私も夫も大変恐怖を感じた時間でした。
帰りも・・・
道の駅でおいしいピザランチをいただき、気持ちも少し落ち着きましたが、やはり帰り道でも、ホワイトアウトに遭遇しました。
ただこのときは交通量が多くて、前の車両のライトが見えたので、それを頼りにしながら、無事帰りつきました。本当に忘れられないぞっとした体験でした。
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