2019年12月、小樽運河以外の小樽の観光スポットを巡りたいと思い小樽芸術村に行きました。
小樽というと真っ先に思い浮かぶのは小樽運河。近くには、ルタオや六花亭などの北海道を代表するお菓子メーカーの店舗が立ち並んでいて、おいしいスイーツを食べ歩いたり、北一硝子やオルゴール堂で素敵なガラス細工を購入するのが小樽観光の王道ではないでしょうか。
しかし、冬は港町特有の北風が吹く小樽。寒さで震える中、街ブラをするのはなかなか厳しいのではないでしょうか。
そこで、今回は暖かい室内で小樽の歴史に触れるだけでなく貴重な美術品鑑賞もできる小樽芸術村に行ってきました。
小樽芸術村とは?
小樽芸術村は2016年に開館した新しい美術館で、「ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫・旧荒田商会)」「旧三井銀行小樽支店」「似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)」の4棟から構成されています。
美術館としての歴史は浅いですが、建物はどれも重厚感に溢れています。
それもそのはず、美術館として使用されている建物は小樽が「北のウォール街」として栄華を極めていた20世紀前半に建造された建物を、極力当時の形をとどめたままリノベーションしているからです。美術品を鑑賞する前に、建物の外観や内装から「北のウォール街」と呼ばれた小樽繁栄の歴史を感じ取ることができます。
4つの建物には、小樽が栄華を極めていた20世紀前半の時代を彩ってきた日本や世界の優れた美術品や工芸品が展示されています。
おすすめなのはステンドグラス
どの展示品も非常に価値のある見ごたえのあるものばかりですが、特におすすめなのはステンドグラスです。世界的に有名な宝飾品ブランドである「ティファニー」の創業者、チャールズ・ルイス・ティファニーの息子である、ルイス・カムフォート・ティファニーのステンドグラスが間近に鑑賞することができます。普段、見ることのできるステンドグラスといえば、教会の天井付近にあるものではないでしょうか。
そんな遠くから見ることしかできないステンドグラス作品を、間近に鑑賞できるのはなかなかない経験でした。また、重厚な建物とステンドグラスからこぼれる淡い光が絶妙にマッチしていて、時が経つのを忘れるほど眺めてしまいます。もちろんステンドグラス以外にも、横山大観や川合玉堂など名だたる日本画家の作品も展示されていたりと、見ごたえは十分です。
小樽芸術村の入場料
入場料は4つの建物すべて巡る場合、大人一人2,000円となっています。
どれか1つだけ巡るということも可能で、その場合は建物によって異なりますが500円~1,500円となっています。小
樽での滞在時間に合わせて、見たいものだけ見れるという仕組みも旅行者にはありがたいのではないでしょうか。
館内は一部撮影可能なので旅の記念に写真撮影してみてはいかがでしょうか。
小樽芸術村、ぜひ訪れてみてください。
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