北海道、その広大な大地。
その面積はなんと日本の国土全体の約22%を占めます。
つまり面積だけでいえば、日本の約5分の1は北海道、ということになり、その広さはまさに圧倒的です。
それだけ広大なので、私のような道産子道民であっても、北海道の中に「生まれてからまだ一度も行ったことがない」土地がある人がたくさんいるのが現実です。
私にとってはそれが、「日本最北端の街」稚内市を中心としたいわゆる道北エリアでした。
そこで今回、ゴールデンウィークの連休を利用して、この未踏の地に車中泊旅で行ってくることにしました!
2026年4月末、まだ肌寒いこの時期に、「日本最北端の街」稚内市に夫婦で行ってきたときのことをレポートしたいと思います!
北海道稚内市について
北海道稚内市は、北方領土を除く日本本土の最北端に位置する街です。
沖合・沿岸漁業を中心とする水産都市であり、ホタテやウニなどの海産物が有名です。
他には広大な土地を生かした酪農や、利尻島、礼文島への観光拠点としても栄えています。
主な観光スポットとしては、美しい夕日や利尻富士などが一望できる「ノシャップ岬」、半円形の独特な形状をした古代のローマの建築物を思わせる巨大な防波堤である「稚内港北防波堤ドーム」、そしてまさに日本最北端の地である「宗谷岬」などがあります。
稚内市への道のり
北海道の中心都市である札幌市から稚内市へは、車で休憩なしで行けば最短で約5時間半といったところ(高速道路を使わないルート)。
しかし現実には道の駅などの色々なスポットを巡りながら行きたいので、稚内市到着までに丸1日かけて稚内市内で宿泊するか、もしくは途中どこかで1泊して、2日目の日中に稚内市に到着する、というのが理想だと思います。
私は日本海沿いの道路、通称「オロロンライン」を道の駅を巡りながら北上し、途中、羽幌町の道の駅で車中泊し、2日目の昼頃に稚内市に到着、というルートを選択しました。
オロロンラインのドライブは道民の私でも圧巻の風景が連続し、特に天塩町と稚内市の間に位置する、海沿いに巨大な風車が立ち並ぶ「オトンルイ風力発電所」は見ごたえがありました!
しかし反面、天塩町から稚内市への海沿いの道には町といった町がいっさいなく、当然ガソリンスタンドもないので、この道を行くなら天塩町以南で給油していくのは必須となります。
ついにノシャップ岬に到着!
車中泊旅2日目の昼前、文明の存在が感じられない原野をひたすら走り続けた私たちは、ついに北海道稚内市の観光スポットの一つ、イルカのモニュメントで有名なノシャップ岬に到着しました!
天気のいい日なら利尻島や礼文島が美しく見えるというこの場所ですが、この日は天気があまりよくなく、全く見ることができなかったのは残念でした。
ノシャップ岬の徒歩圏内には「稚内市ノシャップ寒流水族館」と「稚内市青少年科学館」があり、かなり興味はそそられましたが、今回は時間の関係でそちらは行きませんでした。
しかし駐車場から歩いてすぐのところにかなり大きなお土産屋さんがあり、そこはお土産はもちろん、海産物なども購入することができるので、かなり楽しめましたね。
そのお店では100円ちょっとの価格で紙コップに入れられた昆布汁が売られており、値段が安いわりにかなり美味しかったのでおすすめです。

JR稚内駅周辺スポットへ!
ノシャップ岬から車で10分ほど南下すると、稚内市の中心地であるJR稚内駅に着きます。
私たちは稚内駅に行く前に、そのすぐ近くにある観光スポットの一つ、「稚内港北防波堤ドーム」に行ってみました。
巨大な建造物、稚内港北防波堤ドーム!
古代ローマ(ギリシャ?)の建造物のような柱が何本も立っている、少し異様でもある「稚内港北防波堤ドーム」。
近くに行ってみると、やはり圧巻の眺めでした。

しかしこの日は工事中らしく、途中に工事の囲いと看板が丸見えだったのは、ちょっと風情がなかったですね。
それでもJR稚内駅から徒歩圏内のこの場所は、稚内駅に行くならぜひ立ち寄っていただきたいスポットですね。
「お食事処 ふじ田」で稚内グルメを満喫!
ついにたどり着いた「日本最北端の街」稚内市の中心、JR稚内駅。
ちなみに「道の駅わっかない」も稚内駅と一体化した複合施設「キタカラ」の中に含まれる形になっています。
複合施設「キタカラ」の印象は、とにかく新しく、綺麗だということ。
大きなお土産屋や、北海道といえばのコンビニ、セイコーマートもあり、かなり充実した、楽しめる施設でした。
私たちはその「キタカラ」の中に入っている飲食店「お食事処 ふじ田」で昼食をとることにしました。
「お食事処 ふじ田」は、通常の座って食べる食堂の他に立ち食いそばコーナーがある、一風変わった飲食店です。

私たちはお昼過ぎに食堂のほうに行きましたが、まったく混雑しておらず、快適でした。
他のお客さんはやはり観光客風の人が多く、一部外国人もいましたね。
初めての稚内ラーメン
こちらのお店では、普通のラーメンなどのメニューもありましたが、せっかく稚内まで来たのだから!ということで、私は札幌ではまったくなじみのない、「稚内ラーメン(税込1500円)」を注文してみました。

スープのベースは塩ラーメンですが、具材はホタテ、タコ、エビなどの海産物、そして小松菜やキクラゲなど色々入っており、おもしろいなと思いました。
スープにはあんかけのようなとろみ要素があり、一風変ったかなり美味しいラーメンでした!
謎の稚内丼
そして妻が注文したのは「稚内丼(税込1500円)」という全く聞いたことのない謎のメニュー。

こちらはベースは完全に親子丼で、鶏肉のかわりにホタテとタコが入っている、という丼でした。
道北エリアはとりあえずホタテとタコ推しですね。
味は本当に美味しく、おそらく今回の旅で食べたものの中でナンバーワンでした。
出汁がきいた親子丼ベースの味付けに、惜しみなく入れられたホタテとタコ、最高の丼でした!
駅の駐車場に普通に居座る野生のエゾシカ!
今回の旅で一番驚かされたのが、稚内駅の駐車場の近くの芝生に、あまりにも普通に居座って草を食べている野生のエゾシカの存在でした。
駐車場の車から5メートルも離れていないようなところで、普通にのんびりと居座り、草を食べています。

北海道では野生のエゾシカを見かける頻度というのは、ドライブなどをよくする人なら実は結構高いのですが、こちらのエゾシカがそれらと違うところは、人を見ても全く逃げたりしないところです。
目が合っても全く反応せず、のうのうと草を食べ続けています。
まさに奈良公園の鹿状態です。
稚内市ではここだけではなく、ショッピングセンターの駐車場など、あらゆるところでこうした人に慣れ切ったエゾシカを見ることができるようですね。
「日本最北端の地」宗谷岬に到達!
JR稚内駅から車で東に約40分ほど走ると、ライダーなどの聖地にもなっている、「日本最北端の地」宗谷岬に着きます。

こちらは全国的に有名な観光地、ということもあり、駐車場は相当広く、人もたくさんいて、ナンバーを見ても本当に全国各地から車やバイクが集まってきている感じでした。
宗谷岬からは天気がよければ、隣国ロシアのサハリンを見ることができるようですが、残念ながらこの日は見ることができませんでした。
「最北端到達証明書」をゲット!
宗谷岬の駐車場から歩いてすぐのお土産屋さんで、「日本最北端到達証明書」を購入することができます。

はがきタイプとカードタイプの2種類があり、私たちは両方購入しました。
どちらも到達した年月日と時間を印字してくれるので、記念にいいと思います。
「日本最北端の街」稚内市を訪れてみて
生まれも育ちも北海道の道産子道民ながら、これまで未踏の地であった北海道稚内市。
北海道の観光ガイドなどでもあまり紹介されることのないこのエリアですが、このたび訪れてみて、小樽、富良野などの大人気観光地のような派手さはないものの、道中のドライブなども含めて、訪れる価値と魅力のある場所だと感じました。
日本の国土の約5分の1の面積を占める北海道、そこに住み続けてきた人間でも、この地にはまだ見ぬ魅力ある場所がたくさんあるのだということを、再確認できた旅となりまし


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