言い渡された出張命令の行き先は北海道と聞いて、正直わくわくしました。
ところが周囲のメンバーは「寒い」と誰も手を挙げません。
ならばと入社したばかりの身でしたが、思い切って立候補したのです。
初めての北海道へ
山口県で働いていて、初めての出張、初めての北海道。
経費の都合もあり、私一人で行くことになりました。
山口から北海道へ行くには、地元の山口宇部空港から直行便がでていませんので、福岡空港から新千歳へ向かうことになりました。
出張は2月。まさに雪の季節です。
当日も「飛ばなかったらどうしよう」と内心ひやひやしていたのですが、無事に新千歳空港へ降り立ちました。
人生初の北海道は、到着した瞬間から一面の雪景色。
道民の方には当たり前すぎる光景なのでしょうが、雪がほとんどに降らない地方に住む私としては新鮮です。
それに新千歳空港の広大な敷地にただただ圧倒されました。
聞いたことがあるような有名メーカーの店が並び、沢山の飲食店、空港なのに海鮮品まで売っています。
上階にはシアターや温泉施設まであり、万が一飛ばなかった時でも快適に過ごせるし、泊まれると思ったほどです。
いえ、これはもう暮らせるなと、感じるてしまいました。
札幌駅と初日の夜
新千歳空港からはJR線の快速エアポートで札幌駅へ向かいました。
福岡のように空港と市街地が近い環境に慣れている身としては、北海道の距離感に驚かされ、車窓から見える雪と自然の組み合わせが素直に美しいと感じます。
ホテルに到着すると夜8時を回っていましたが、「札幌で飲まない理由がない」とすぐに出歩きました。
札幌の街並みは、ライトアップされ、雪が反射して街全体が明るく見えて幻想的です。
みたかったニッカウヰスキーの看板もステンドグラス風のデザインが最高。
すこしブラついて夜の町を堪能したあと、気分で入った居酒屋でおでんとお刺身を頂き、お供はもちろんニッカウヰスキー。最高の初日でした。
会議前にラーメン
翌日は会議前に時間があったため、ラーメン横丁へ向かいました。
いくつもの店が立ち並び、とくに調べていなかったので、定番の味噌ラーメンのお店にしました。
店名は忘れてしまったのですが、味噌コーンバターに辛味が加わった一杯はたまりません。
福岡のとんこつラーメンと比べるのもおかしな話かもしれませんが、濃厚ななかにバターの風味が漂い、地元ではまず味わえない味に感動しました。
その後、会議は順調に終わり、懇親会で出た石狩鍋も強烈で一生忘れないと思える味です。
急遽決めた小樽行き
懇親会の後は、そのまま飛行機で帰る予定でした。
帰社の連絡を会社に入れた際に、初めての北海道なので少し滞在を延ばしたいと申し出たところ、有給を取得しても構わないという返答をもらったのです。
ただし、飛行機の日程変更と宿泊費は自己負担という条件付きですが。
すぐに航空会社へ連絡を入れると、手数料程度で翌日の夕方の便へ変更が可能となりました。
そうとなれば、小樽まで足を延ばすことにして、幸いにも小樽のビジネスホテルも確保できたため、そのまま向かったのでした。
ちょうど、「小樽雪あかりの路」というイベントが開催されていたので幻想的な小樽運河を見学し、目についた居酒屋で一杯飲んだ後、ほろ酔い気分でホテルにチェックイン。
安いホテルだったのでオーシャンビューは見えなかったですが、寝るには十分でした。
小樽から新千歳へ
翌朝、ガラス細工が好きなこともあり、工房巡りに出かけました。
いくつもの工房を巡りながら、美しく個性的なガラス細工を拝見しました。どれも魅力的でしたが、価格もそれなりにするため、最終的には一つだけ選び、自分用のお土産として購入しました。
思っていた以上に店舗数が多く、気がつけばすでに午後になっておりました。本来であれば、さらに奥まで足を延ばせば良いお店に出会えそうでしたが、帰りの飛行機の時間を考慮し、駅へ向かうことにしました。
サッポロビールを片手に電車に揺られ、新千歳空港へ戻りました。
空港では会社へのお土産を選びながら、最後にザンギとビールをいただいて締めくくりました。
今回の北海道滞在で強く感じたのは、時間が決定的に足りなかったという点です。
「あと1日延泊していれば」と、何度も思うことになりました。


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