ラーメン寶龍総本店

これぞ札幌といった味噌ラーメンを追求し続ける、伝統と歴史のあるラーメン屋。
それが、「ラーメン寶龍総本店」です。

王道の味噌ラーメンを提供し続け、高い人気を誇る寶龍を、アクセス、店内の雰囲気、特徴、豆知識などを交えて紹介します。

目次

アクセスと店内の雰囲気

寶龍は南北線すすきの駅からは徒歩5分で、メインストリートとなる西3丁目に位置し、周囲には多くの飲み屋、飲食店、クラブなど、華やかな世界が広がっています。
店内はザ・ラーメン屋といった佇まいで、カウンターと4人掛けのテーブルがいくつかある程度。
まるで、都会の喧騒の中に浮かぶ昭和ロマンです。

王道の味噌ラーメン

人気メニューがいくつかあり、何度も通って様々な味を確かめてほしいのですが、看板メニューと言える、3つのラーメンをご紹介。

まず紹介したいのが、寶龍総本店の代名詞とも言える黒帯味噌ラーメン。
異なる工程で仕上げた2系統のスープを合わせることで、コクと甘みのバランスを取っているのが特徴だ。スープは1日2回、合計8時間かけて炊き上げたものを使用し、熟成された深みと、炊き立ての鮮度、その両方を活かす配合になっている。
そこへ、タイミングを見極めて炒めた野菜を加え、真空製法で仕上げた中太のちぢれ麺を合わせることで、スープとの一体感を生み出している。
札幌味噌ラーメンの王道を踏まえつつも、細部まで手の入った一杯で、通い続ける常連はもちろん、「札幌で味噌ラーメンを一杯」と考える観光客からも支持されている理由がはっきり分かる。

続いては、きれ旨味噌ラーメン。
看板の黒帯味噌に比べると、全体に軽さがあり、後味にキレを感じる仕上がり。
油を熱したところに、にんにくと生姜を投入、香りが立ったタイミングで鉄鍋を使い、一気に炒め合わせることで、香ばしさを前面に引き出している。
そこへひき肉を加えることで、スープにジューシーさと旨味を補強。味噌は数種類の自家製味噌をブレンドしており、重たくなりすぎないコクと、輪郭のはっきりした味わいを狙った味になっている。
濃厚さよりも「切れの良さ」を重視した一杯で、黒帯味噌とは明確に方向性が分かれている。

最後に紹介するのが、北海道らしさを前面に押し出したジンギスカン辛味噌ラーメン。
羊肉を使ったジンギスカンと味噌ラーメンを組み合わせたこのスタイルは、寶龍が元祖とされている一杯だ。味噌のコクに辛味を効かせ、そこへ羊肉の独特な旨味を重ねることで、札幌味噌ラーメンとはまた違った方向性を打ち出している。
使用されている羊肉には、脂肪燃焼を助ける成分やコレステロール低下が期待される要素、さらにビタミン類も含まれているとされており、重たい印象になりがちな一杯の中に、意外と理屈の通った構成が見えてくる。
北海道らしい食材をまとめて味わいたい人や、定番とは違う味噌ラーメンを試したい人に向いた一杯だ。

豆知識〜秘伝の味噌

ここまで支持され続ける理由を考えると、やはり核になるのは味噌そのものだろう。
寶龍で使われている味噌ダレは、既製品に頼らず、手作りの調味料を何層にも重ねて作られている。結果として、他店では再現しにくい独自の味わいに行き着いている。

特徴的なのが、原料配合だ。大豆1に対して麹米を2倍使う、いわゆる二十割麹の味噌を採用しており、一般的な味噌よりも麹の比率が高い。そのため、口当たりには自然な甘みが出る。一方で、麹が多いと旨味が弱くなりやすいという弱点もあるが、そこは保管温度を低く抑えることで熟成をコントロールし、旨味が逃げないよう調整しているという。

甘さだけが前に出るわけではなく、しっかりと芯のある味噌ダレに仕上げている点が、長年支持されてきた理由の一つだろう。
なお、製法の細かい部分については公式サイトに詳しく掲載されているため、気になる人はそちらを確認してほしい。

ラーメン寶龍

いかがだったでしょうか。今回ご紹介したのは、「ラーメン寶龍」でした。
北海道札幌を訪れた際に、絶対に後悔させない珠玉の味噌ラーメンです。ぜひ一度は足を運んでみてくださいね。

※画像はイメージです。

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