休日、手持ち無沙汰だった私は、気まぐれで函館へ向かうことにしました。
予定も立てずに飛び出した1泊旅行でしたが、思いのほか充実した時間を過ごせたのです。
手ぶらで気楽に観光
今回の旅の立役者は、「函館ぐるぐるフリーバス」というサービスでした。
OMO5函館というホテルが実施しているサービスで、ホテルが駅前にあり、宿泊者は無料で乗り放題です。そのうえ、このバスはチェックイン前や、チェックアウト後ももちろん乗ることができるのが嬉しい。
しかも函館山ロープウェイや赤レンガ倉庫のベイエリア、五稜郭公園、はこだて自由市場など主要な観光スポットは全て網羅しているので、突然の函館旅行でも存分に楽しめたのです。
ただ実際に利用してみると、函館山のロープウェイ乗り場は20時後半までバスはくるのですが、金森赤レンガ倉庫が16時台、五稜郭が17時台が最終なので思ったよりゆっくりできません。
それに1時間に1本なのですこし不便さを感じますが、市電やタクシーと組み合わせれば快適に利用できます。
メリットとデメリットありますが、やはり有り難いサービスです。
OMO5函館の魅力
何と言っても、OMO5函館は駅前のホテルには珍しく、温泉も完備されているのが魅力的でした。
「琥珀色の湯」と名付けられた温泉は、源泉掛け流しのナトリウム塩化物強塩泉。
2種類の内風呂に露天、壺湯やサウナまであって、ゆったりとした癒やしの空間になっていたのが印象的です。
特にサウナは2種類もあったため、自称サウナーの私はとても満足できました。
サウナと水風呂で整い、露天風呂にゆったり使っていると、居心地が良すぎて、お風呂を上がるのがもったいなかったです。
お風呂の後は、幻想的な雰囲気のラウンジで過ごしていると、どこからともなく聞こえてくるオルガンの音。
どうやら夜間に何回か手回し式のオルガンを演奏するようで、うつらうつらと眠ってしまいそう。
朝のバイキングが豪華
朝のバイキングもとても豪華でビックリしました。
観光中にはイカ飯を食べる機会がなかった事もあって、阿部商店さんのイカ飯が絶品でおすすめです。
イカの旨味がギュっと濃縮されていて、クセになる味付け、ぜひ食べてみて欲しい。
他にも、さすが北海道という感じの海鮮がたくさん並んでいました。朝からめちゃくちゃ豪華な食事をいただけた気がします。
ちなみに、バイキングの提供する中央の台は五稜郭をイメージしているそうです。
そういった小さな心配りも楽しくて、函館らしさが詰まっていました。
OMO5函館の感想
OMO5函館は、函館が初めてでも安心して楽しめる工夫がたくさんあるホテルです。
ホテルの中だけでもゆったり過ごせますし、観光の拠点としてもとても便利でした。
ただ泊まる場所ではなく、函館の魅力にふれる入り口のような場所だと感じます。
突然、思い立った旅にもぴったりなので、ぜひ一度泊まってみてください。
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