「週末は子どもたちをどこかに連れて行きたいけれど、遠出はちょっと大変」
そんな悩みを抱えるパパママも多いのではないでしょうか。
わが家も、5歳と2歳の未就学児を連れて過ごす休日は、毎回どこへ行くか頭を悩ませています。今回はそんな我が家が5月中旬の晴れた日に訪れた、札幌市清田区にある「平岡公園」をご紹介します。
平岡公園は、豊かな自然と子どもが楽しめる遊具が両立している、札幌市内でも貴重な大型公園です。特に春は「梅の名所」としても知られており、家族でのんびり過ごすにはぴったりのスポット。来訪時は梅は時期が終わっていたものの自然に囲まれながら、お弁当を広げたり遊具で遊んだりと、心も体もリフレッシュできる一日となりました。
施設概要
平岡公園は札幌市清田区にある総合公園で、道央自動車道・札幌新道によって「西地区」と「東地区」に分かれています。公園全体の敷地は広大で、四季折々の自然が楽しめるのが魅力です。特に有名なのは、西地区に位置する約1,200本の梅が咲き誇る「梅林」で、春の訪れとともに多くの人でにぎわいます。
西地区には梅林のほか、湿地・人工湿地、パークゴルフ場、自然観察路・散策路、芝生広場(はらっぱ)などが整備されており、自然観察や散策を楽しむことができます。
東地区には野球場やテニスコート、16基の遊具がある遊具広場、壁泉・芝生広場などがあり、家族連れやスポーツを楽しむ人々に人気のエリアです。
アクセスは、車の場合は国道36号線や羊ヶ丘通から入るルートが便利です。公共交通機関では地下鉄東西線「大谷地駅」から中央バスに乗り、「平岡6条4丁目」バス停から徒歩約10分で到着します。西地区・東地区それぞれに無料の駐車場がありますが、梅まつり期間中などは混雑することもあるため注意が必要です。
遊具エリア(東地区)
子連れファミリーに特におすすめなのが、東地区の遊具エリアです。特に目を引くのが、高さ約10メートルのロープ製ネットクライミング「スカイネットジャングル」で、登る楽しさと達成感を味わえると人気です。我が家の5歳の子供は怖がって一段目のロープにつかまるのが精一杯でしたが、たくさんの子供でにぎわっていました。
なかなかの高さがあるので、しっかり目を離さないようにしておかないとほかの子供との接触などは少し危ないかもなと感じました。
他にも、平均台、スカイネットジャングル、大型筒、駆け上がり木製山、スプリング遊具、飛び石、幅広滑り台、鉄棒など、体を使って遊べる遊具が充実しています。
尚、スカイネットジャングルも含めて遊具の下には砂が敷かれており、転倒時の衝撃を和らげる配慮がされています。
わが家の2歳の子供は、スプリング遊具に夢中。揺れながら大はしゃぎする姿に思わず笑ってしまいました。
広すぎず、目が届きやすいレイアウトなので、子どもを見守りながらのんびり過ごせる点も安心ですが、休日は多くの家族で賑わうので遊具の取り合いになったりと少し窮屈に感じるかもしれません。
梅林と芝生広場(西地区)
西地区に足を伸ばすと、そこには広々とした芝生と梅林が広がります。5月中旬はちょうど梅の見頃を過ぎたころでしたが、それでも花の香りがほのかに残り、自然の息吹を感じられました。
芝生広場では、レジャーシートを敷いてランチを楽しむ家族や、キャッチボールをする親子、シャボン玉で遊ぶ子どもたちの姿が見られ、のびのびと過ごすにはぴったりのエリアです。
我が家も凧をあげたり、ゴムボールでのサッカーなどを楽しみましたが広大なスペースがあるので他の家族とぶつかったりすることもなくストレスなく遊べました。
遊具は西地区にはほとんどなく、遊ぶというよりも「くつろぐ」ことを目的とした場所。その分、人も比較的落ち着いており、子どもがお昼寝してしまってもゆっくり過ごせる空間です。
自動販売機や水道もあるので、簡単な飲み物や手洗いにも困りません。
池や自然観察エリア
西地区の奥には、自然観察が楽しめる池や湿地があります。5月には、湿地の植物が芽吹き、カエルの卵やオタマジャクシなどの水生生物を観察することができます。双眼鏡や虫かごを持って訪れるファミリーも多く、子どもたちが自然の中で生き物を探す姿が見られます。
我が家は、妻が自然の生き物が得意ではないので、興味津々の子供をよそにスタスタと早歩きでしたが、それでもワクワク楽しそうな表情を浮かべていました。
水辺なので小さな子は目を離さないよう注意が必要ですが、自然とのふれあいを通して学びのある時間が過ごせるエリアです。網や虫除けスプレーを持参すれば、ちょっとした「探検隊」気分も味わえます。
訪問アドバイス
平岡公園を訪れる際は、レジャーシートやお弁当、水筒、虫よけスプレー、帽子を持参するのがおすすめです。
遊具エリアは目が届きやすいものの、混雑時には順番待ちになることもあります。
また、東西のエリアは徒歩での移動も可能ですが、小さな子連れなら一度車で移動するのも選択肢。梅まつりの時期は駐車場が早くから満車になるため、午前中の早い時間に到着するのがベストです。
ベビーカーでも移動しやすい舗装路が多く、赤ちゃん連れでも安心して楽しめます。
おすすめポイント
・幼児向けの遊具が充実していて安心して遊べる
・春には梅の花が咲き、景色がとてもきれい
・芝生が広く、のびのびと遊べるスペースが多い
・おむつ替えスペース、授乳室が整っている(東地区管理事務所内)
・トイレも複数完備、バリアフリートイレも点在
・自然の生き物とのふれあいができる
気になるポイント
・遊具のあるスペースはやや狭く感じる
・梅まつり時期は駐車場が混みやすい
・日差しを避ける場所が限られている
・虫が多い時期は対策が必要になる
・複数の駐車場があるものの、目的地によっては長い距離を歩かなくてはいけないケースも
平岡公園の所見
平岡公園は、札幌市内で自然と遊具の両方を楽しめる貴重なスポットです。梅の季節には特に美しく、遊具や芝生広場でのびのびと過ごせる点も魅力。
札幌在住だとどうしても「梅まつり」に目が行きがちですが、その広大な公園は普段使いにも十分な公園です。
我が家の子供たちも遊具エリア(東地区)にしっかりとハマったようで、「またクモ(スカイネットジャングル)の公園行こうよ」とリピート希望。
小さな子どもがいるご家庭にとって、春から初夏にかけての外遊びにぴったりの公園です。天気の良い日にまた訪れたいと思える、家族にやさしい場所でした。
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