昭和ノスタルジーな海の家のよう〜民宿「500マイル」

苫小牧と室蘭の中間に位置し、近くには登別温泉がある「虎杖浜」の知る人ぞ知る人気の民宿。

目次

民宿「500マイル」の魅力

部屋は数部屋、3〜4つの各々の温泉は貸し切りで、入浴者がいなければ何時でも入浴可能な「札」ぶら下げタイプ。
温泉で洗髪するとコンディショナー要らずのサラサラヘアー。高濃度温泉の偉大さを経験するであろう!
食事は手作り部屋食、温泉は濃いので休み休み入れ。

宿泊費1万円を出せば、食事前に茹で毛ガニ半身もついてくる。
朝食のシイタケホイル焼きは、隣町でシイタケ栽培している業者からの新鮮さ。
何故かやたら米が美味い!何故なんだ!めっちゃウマい。

いいかぃ?よーく聞け!どんなに隠れファンが居るのか披露してやる。
平日は道外から苫小牧や室蘭に出張してくるサラリーマンが、仕事先から遠い場所の500マイルをわざわざ宿泊先に選ぶそうだ。
わざわざ中間地点のマイナーな場所を選ぶ理由はご飯と温泉に尽きる!
説得力が凄いだろ?

全室オーシャンビュー、全温泉オーシャンビュー、当たり前だ。
海ギリギリに佇んでいるから。
畳にフカフカの布団、水面にのびる月の道と海のさざ波、ラッセンの世界と昭和ノスタルジーが混じる異世界。

民宿「500マイル」で楽しむ観光

早朝は海岸線で釣り人ギッシリ。

観光名所は周りに何にもない!だかしかし、タラコが名産らしい。
丼屋がいくつかあるが、500マイルの夕食と朝食さえありゃ霞む。
マイナーな場所だから散り散りにある海産物屋は比較的旅行客に優しいかもしれない。

虎杖浜から車で15分の竹浦町では朝食の激ウマシイタケがシイタケハウスで買える。
原木ギッシリのハウスにみっちりとシイタケが生えていて、大人のディズニーランドだ。

虎杖浜から車で30分以内に、かたや登別温泉、かたや白老町のウポポイ博物館はある。どちらも飲み食い出来る。
北海道3大ブランド牛の白老牛もある。卵も有名。
虎杖浜から苫小牧方面へ行くなら、苫小牧名産の「ホッキ貝」もあるぞ。
様々なホッキの名物料理があるようで、ホッキカレーは有名。

翌日は無理して平取町まで走りまくれ!
仁世宇園という山女魚の釣り堀で(?)3匹釣れば、それを焼き魚、刺し身、フライの定食を提供してくれる。結構山奥の記憶。
デッカイ道を満喫しろ!
北海道3大牛の平取牛もある。

夜まで札幌へ弾丸で帰れ!グルメナイトで食べ歩きできるぞ。
札幌から千歳空港まで1時間以内。ゆっくりランチラーメンもできる。

残念なおしらせ

自分だけの秘密基地・・・子供の頃のワクワク・・・欲しいよね・・・そんな民宿「500マイル」が閉店してしまう。

満面の笑みを持って迎えてくれる、いわば女神のような存在である女将さん。
病を患っていたようで、2023年8月に他界してしまった。無念である。

それでも残った精鋭従業員によって営業していたのだが、女将さんが居なくなった穴は想像以上に深く、補う事が出来なかったようで、2024年11月30日で閉店しまうのだ。

皆、最後の思い出づくりに白老町まで走れ!

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