観光地は国内外から多くの人々が集まり、オーバーツーリズムという言葉も聞かれる昨今。
どこか穴場は無いものか?とウェブで探していたところ、私にとっては懐かしいテーマパーク名称が目に飛び込んできました。
時を経てそこは、北海道らしい落ち着いた雰囲気と大自然を堪能できる場所になっていたのです。
赤毛の世界を再現した公園
そこは「カナディアンワールド」、古くから北海道に住む方なら懐かしいと感じる名称でしょう。
それもそのはず、1990年にオープンしたテーマパークで当時はいつ行っても大混雑の人気スポットで、私も子供の頃に行った際はアイスを買うのにも行列に並んで買い求めたという記憶があります。
しかしバブル崩壊のあおりを受けて1998年に閉園。
その後は市営公園として開放されていたものの、かつてのような賑やかさは取り戻せず2019年には市営公園としても閉鎖されました。
ですがその後、カナディアンワールド振興会によってクラウドファンディングなどで寄付を募りながら見事に復活。
私もその事を知り、懐かしい思いを抱きながら向かったのです。
時を経て景勝地へ
車は芦別市へ。快晴とはいきませんが雨の心配は無いぐらいの天気。
駐車場に到着すると、子供の頃に見た雰囲気とはまるで違う、北海道らしい大自然と静けさがそこにありました。
ちなみにこの日はGW真っ只中で、向かう途中にある国道沿いのコンビニは多くのお客さんで賑わっていたのですから、まるで異世界に入り込んだような気持ちです。
入場は無料ですが駐車料金500円を料金箱へ投入し、いざ入園です!
園内はとにかく広い!駐車場にあった地図を見ると子供の頃に行ったカナディアンワールドそのままかと思うのですが、改めてこんなに広かったんだと実感。
幾つもの施設がありその導線に沿って車で向かうことが出来ます。
赤毛のアンの世界に出てくる施設が点在しており、それぞれ中に入って見学します。施設によっては展示会やショップが開かれている日もあるようです。
私が行った日は美術展が行われており、なんだか得した気分になりました。
そして大きな池とその周囲にカナディアンな建物が並ぶ園の中心地に着くと、小さな頃に見たそのままの景色が残っていました。
かつてのような行列は無くとも、静かな水面に映る異国情緒あふれる風景はまさに景勝地です。
言語を超えた交流も
さらにグリーンゲイブルズ(アンの家)の中を見学すると1冊のノートが置いてありました。
開いてみると「関西から来ました」「東京から来ました」という日本語だけではなく、他国の言葉もチラホラと見受けられます。
どれも「景色に感動した」「日本じゃないみたい」など言語を超えた文字の交流がそこにあり、なんだかほっこりとした気分になりながら帰途へ。
今は4月から10月まで、土日祝の営業が基本との事ですのであらかじめ開園しているか確認してから行くのをおすすめします。
北海道にいながら異国情緒も感じ取れるテーマパーク。ぜひ皆さんも行ってみてくださいね。
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