帯広グルメ紀行〜豚丼の鶴橋

8月に入って秋鮭釣りのシーズンが始まった。
夜中に仲間3人で札幌近郊から十勝方面に向かい、3時頃到着。
既に漁港内は車、場所取りでいっぱいいっぱい・・・狙いのポイントで釣りができない。
「釣れる気しないから、帯広行って遊んで帰った方が楽しそうじゃない?」

やっぱり帯広と言えば豚丼!
お世話になってる方が言うには「黒い美味しい豚丼があるんだよ。」・・・。
それは「豚丼の鶴橋」。

目次

豚丼の鶴橋へ

街から帯広競馬場の目の前を通り、向かった先は住宅地。
こんなところにあるのか、不安になりながら、道路を曲がると・・・あった!

一角に個人経営感満載のお店、入口においてある3匹の豚の兄弟の看板が可愛い、しかしこれから頂くのは「豚丼」なんですがと心の中で呟く。
中を覗けば、お客さんは2組だけで空いてる!入れる!食べれる!

店に入ると、まずは熱いほうじ茶が出てくる。
メニューは、豚丼、特大、超特大、豚トントロ丼の4種類だけで潔い。
それにお味噌汁が豆腐となめこの2種類あり、「お味噌汁が1番おすすめ」ですと書いてあります。

なるほど・・・それは頼まずには居られない。
全員で豚トントロ丼、豆腐の味噌汁を注文。

いざ食べてみよう

出てきた豚丼は本当に黒い。予想以上に真っ黒。ほんとうに豚丼なのか不安になる黒さ。
グリーンピースのアクセントが引き立つ。

恐る恐る口に運ぶと、BBQの時のいい焦げ味を連想させるようなほろ苦さに甘みを感じる深いタレ。
お肉は少し固めに感じるけれど、豚トロはプリプリでタレとの相性は抜群。
今まで食べたことの無い豚丼で好みは別れそうだが、私的には嫌いじゃない。むしろ好きな部類の味です。

そして味噌汁、豆腐が輪切り?なんて言うんだ?縦にスパッと薄く切った豆腐がツルツルっと入ってくる。
出汁の効いた濃いめの味噌汁が、タレの甘さが残る口の中を中和し、次の豚丼のひとくちを誘う。
じつによく出来ていて美味しい。1番おすすめと書くだけあります。

豚丼、味噌汁と休憩がないループにハマり、あっという間に完食し8月なのに熱いほうじ茶が美味しく感じました。

最後のオチ

数ある帯広の豚丼の中でかなり個性的でしょう。
ボリュームもそこそこにある、満足して会計に進んだときに起きた事。

「全員一緒で。はい。3300万円です!」

リアルで聞いたのは初めてで顔が綻んでしまった。
温かみのあるお店・・・また帯広に行く時には立ち寄ろうと思います。

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