北海道を離れた道産子、戻ってみて改めて感じること

生まれも育ちも北海道。
結婚を機に北海道から離れ、再び北海道に戻って暮らすことになって気付いたことを書きます。

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北海道から関東暮らし

北海道で生まれて北海道で育ち、修学旅行などで道外に行ったことがある程度だったので、道内の暮らし全てが「普通」だと思って育ちました。
ところが結婚を機に北海道を離れ関東での生活をしてみると・・・。
気温、人の数、電車の本数・ビルの高さ等など、上げればきりが無いほどの、まさに別世界が広がっていたのです。

特に内地を旅行して驚いたのは、北海道はどこまでも、どんなに遠くまで行っても「北海道」。
それが東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県と県を越えて電車や車でひとっ飛びです。

他にも普通に暮らしていて標準語だと思っていた言葉が、北海道弁だった事も驚きです。
例えば「ゴミ投げておいて」、「お弁当のおかずばくりっこしよう」「ちょさないで!」等など、意味を違って取られたり通じなかったりで、笑われる事がしばしばです。

冬は雪が積もらない

関東では冬に雪が降る事はありますが、ほとんどの場合は積もりません。
でももし、わずか数センチでも積もったらもう大変!
交通渋滞が起こり、ニュースで大騒ぎになっているではありませんか。

雪国使用の靴ではない人たちの間では転倒事故が相次ぎ、電車やバスはストップしてしまう。
車もスタッドレスタイヤをつけているなんて事はほぼありませんので、完全に交通は麻痺してしまい、学校はともかく会社でさえも急遽お休みになる事だってあるんですよ。

北海道では大した事ないのにと、驚きを超えてすこし可笑しいとも思えてしまいます。

北海道へ戻って

年月が経ち、ようやく関東になれた頃、主人の転勤で北海道に戻ことになり、今まで当たり前だった北海道の様々な光景が、当たり前ではなかったと感じるようになりました。

ホワイトアウトしても平気で車を走らせて通勤する人たち。疲れて帰宅した後や、寒くて眠い朝の除雪。
北海道の人たちにとって、こういったことは日常ですが、関東で暮らしているとこんなに大変なことだったっけ?
暮らしの違いを経験して、改めて思うことは「北海道って過酷な土地だったんだ」と改めて認識してました。

たしかに辛く厳しい冬の中、真っ白に降り積もる雪に暖かい日差しが当たった時の幸福感、キラキラ輝くダイヤモンドダストの美しさなど喜び、広大で広々した大地、美味しい食べ物、北海道にはたくさんの魅力がある。
でもね・・・一度、甘い汁をすすってしまうとなにか違うように思えてしまう事があります。

それぞれに良いところ、悪いところ、メリット、デメリットがあります。
両方知って、自分の意志で北海道を選んだのであれば、貴方はまちがいなく道産子でしょう。

※画像はイメージです。

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