カラスは何処にもいて、ゴミ箱を漁ったりする厄介な存在ですよね?
私は数年前に大阪から札幌に住み始め、凶暴なカラスに遭遇しトラウマになってしまいました。
札幌のカラスについての体験談をお話します。
忘れもしない6月末の昼、私は友人と一緒に宮の沢にある「白い恋人パーク」へ遊びに行く予定でした。
心躍る中、おしゃれをして準備を整え、ルンルン気分で駅へ向かっている途中、「ガーガー」と言う声と共にバサバサと鳥が羽ばたく音が背後から聞こえてきたのです。
驚いた私は何が起きたのかと思って振り返ると、大きなカラスがすごい勢いで迫ってきます。
大きなくちばしや鋭い爪、顔や目に当たればどうなるのかと思うと恐怖を感じ、必死になって逃げました。
しかし、どれだけ走ってもカラスは私を追いかけ続け、襲いかかってきます。
ようやく電線に止まったと思ったら、大きな声をではっきりと威嚇してくるのです。
駅まで行くにはその道しかなく、通らなければならないのに、再び襲われるのではないかという恐怖に取り憑かれ、私はどうすればいいかわかりません。
他の歩行者が何人も同じ道を通っていたにも関わらず、なぜかカラスは私だけロックオンしているのです。
待ち合わせの時間も迫ってきて仕方なく先へ進もうとすると、やはりカラスは襲ってきます。
周りの人々に「助けて…」と目で訴えても、道行く人々に無視をされ、哀れんだ目で遠くから見つめています。
結局、隙をみながらなんとか駅にたどり着いたのですが、待ち合わせの時間には遅れてしまったのでした。
友人に事情を話すと笑われ、それ以来、カラスが大嫌いになりました。
私の実家は転勤族だったこともあり、いくつかの土地に移り住んだ経験がありますが、こんなことは初めてです。
もうカラスに襲われるのはごめんだったのでカラスについて調べたのですが、6月から7月中旬くらいは育てをする時期で、親カラスは子供を守るために、巣の近くを通る生物に対して身を挺して威嚇してくるそうです。
そこにたまたま、なにも知らない私が通ったからなのですが、なぜ他の人を襲わなかったかと考えると、おしゃれをしていたのでイヤリングやイミテーションがついたバレッタがキラキラ光って気に食わなかったと思います。
カラスは突然、襲ってくる事は無く、はじめに威嚇してくるようなのですが、浮かれていたので気が付かなったのかもしれません。
怪我はしなかったのは、不幸中の幸いでしょう。
豊かな自然が残り、野生の動物との距離が近い北海道だからこその出来事だと思います。
ちなみにですが、カラスが人を襲う時、必ず背後から頭目掛けて回り込んでくるそうなので、帽子や日傘を使って頭を守ると攻撃を防げます。
このことをぜひ覚えておいてください!
※画像はイメージです。
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