道民のソウルフード中のソウルフード「あげいも」をご存じですか?
そうです!じゃがいもが甘めの衣をまとっている・・・あの「あげいも」です。
「揚がっている丸ごとのじゃがいもなら、北海道の観光地でよく売ってるよね?どこで食べても一緒でしょ?!」とお考えのあなた!
それは間違いで、どこで食べても良いって訳ではないのです。
ぜひ中山峠で食べてみて欲しいのです!
今回は、この「あげいも」についてご紹介します!
中山峠と「あげいも」
中山峠は、札幌市南区と虻田郡喜茂別町(あぶたぐんきもべつちょう)の間にある峠。
札幌から函館方面へ続く国道230号線、道央から道南へ向かう幹線道路なので多くの車が往来します。
険しい道で、昔は休憩場所もありませんでしたが、交通量が増えるにつれてカーブでの事故も多くなり、昭和32年頃から道路改修工事が始まり、昭和43年頃にこの道の駅のエリアが出来たそうです。
標高835mの中山峠の頂上、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山(ようていざん)の美しい姿が見られる場所。
そして道行く人々の空腹を満たす軽食として、羊蹄山麓で生産されている男爵いもを使用した「あげいも」が誕生。
50年以上の歴史をもつ名物となりました。
あげいもおいしさの秘訣は
北海道にはご存じのとおり多くのじゃがいも産地がありますが、この羊蹄山麓一帯も有数のじゃがいも産地です。
冬に日本海からの雪雲により雪が多く降る豪雪地帯であり、ミネラル分たっぷりの雪解け水や朝晩の寒暖差が大きい内陸性気候により、味の濃いおいしいじゃがいもが生まれる。
そのおいしい男爵いもを丸ご、塩と砂糖で下味をつけ、羊蹄山麓の地下水で茹で蒸かします。
この下ごしらえによって、男爵いも本来の甘みと味が凝縮されるのです。
すでにおいしそうな男爵いもですが、アメリカンドッグのような衣を付けて1個ずつ揚げ、串に3個刺してあげいもの完成です!
そのままでもおいしいですし、もちろんケチャップも合います!
さらに「あげいもマイ・キッチン」という名のソースバーがあり、マヨネーズやソース、スパイスなどを使って自分好みに味変することができるのが嬉しいサービスです。
これでいくつでも頂けますね?
中山峠には「あげじゃが」も存在する?!
実は道の駅「望羊中山」の反対車線側にある峠の茶屋「山カフェ」には、なんと「元祖あげじゃが」があるのです!
元祖がついているので、こちらの方が先に存在していたという話もあるそうですが・・・いずれにせよ、元祖あげじゃがも同じく羊蹄山麓の男爵いもを使用。
そして、あげいもと比べると衣が薄めで甘さが控えめと「あげいも」とちょっとした違いがあるようです。
こうなると好みの問題ですが、すいませんが「あげじゃが」は食べた事がありません。
理由は札幌からの道のりだと、どうしても手前にある道の駅に行ってしまうのです。
いつか峠の茶屋「山カフェ」で「元祖あげじゃが」を食べたらレポートしますね。
いろんなあげいも?じゃが?食べてみたい!
いかがでしょうか?!
あげいも、おいしそうでしょう!
私は北海道に移住する前、人生で初めて北海道に来た時に中山峠で「あげいも」を食べました!
出張で来たのですが、取引先の方が「ぜひ食べて欲しい!」と移動中に寄ってくれたのです。
なんとなく味の想像つくな・・・と思いつつ食べてみたら、じゃがいものおいしさにびっくりしたことを覚えています。
道の駅で売られているので、ここまでのクオリティを期待していませんでした。
でもソウルフードと言われている程の物なので、素晴らしくおいしいに決まってますよね。
また、ハロウィーンの時期に「プレミアムあげいも」を販売していました。
衣はオレンジ色で、中のイモは紫色の「シャドークイーン」、栗の風味がする「デストロイヤー」、通常の「羊蹄山麓男爵いも」の3種類が楽しめます。
いつもは1串を家族でシェアしているので、違った味が楽しめたのを覚えています。
皆さんもぜひ中山峠で羊蹄山を眺めつつ「あげいも」を食べてみてくださいね!
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