札幌市南区にある札幌芸術の森は、普通の美術館としての運営だけではなく北海道をテーマにした企画が多く、道外からの観光客だけではなく道民でも十分に楽しめます。
屋内美術館の他にはない魅力
札幌芸術の森は、屋内美術館がメインになりますが、定期的に展示物が入れ替わり、その多くが北海道らしさや手作り的な要素を盛り込んだテーマの美術展が多い傾向にあります。
例えば北海道所縁の画家の作品を多数展示した美術展や、北海道の酪農をテーマにしたイラストを集めた展示会などもあり、大自然故に入手できる木材や自然素材を使ったオブジェの展示会など、他ではあまり見掛けないような作品を楽しめます。
勿論世界的に有名な画家による展示会も開催しているので、スケジュールを確認しながら足を運ぶことが最適です。
野外美術館も魅力があります
札幌芸術の森は、広大な敷地面積を生かして野外美術館も充実させており、銅像や不思議なオブジェの数々、現代風の彫刻作品など各作品の前に建てられているテーマや題名を確認しながら自然豊富な歩行道を探索することができます。
中には理解不能と感じるような作品もありますが、芸術という観点からは製作に至る発想自体に感銘を受けることもあり、ただ流れるように歩きながら通り過ぎるのではなく、全ての作品をあらゆる角度から自由自在に眺められることも魅力です。
イベント開催は頻繁に行っています
この美術館は広大な敷地内にクラフト工房や貸し工房などがあり、イベントによって陶芸を学ぶことができたり、木工細工作りを学ぶことができる他、染めや織り、版画を習うことも可能です。
有料にはなりますが、体験としてはお子さんから高齢者の方でも楽しめるように配慮しており、出来上がった作品は持ち帰ることができるので大切な記念品にすることができます。
貸し施設の充実さ
札幌芸術の森には、貸し施設として工房以外にもアートホールやアトリエ・ロッジ、野外ステージなども併設しています。この施設は個人の作家さんが自分の作品を紹介するために借りる方法や、クラシックなど音楽演奏なども開催されていることが目立ちます。
アートホールの場合は、個人で借りるにはコスト面で費用がネックになりますが、利用事例の中には、楽器演奏やダンスの練習用、リハーサルから発表会など何らかの団体が利用することが多い傾向にあります。
北海道ならではの面白い試み
札幌芸術の森は、屋内の施設に関しては冬期間でも利用できますが、屋外の施設であっても冬期間も北海道を満喫できるように面白い試みを行っています。
雪が降り積もった斜面を利用してそりを楽しむことができたり、敢えてかんじきを履いて雪原を歩くイベントなど、道外からの観光客にとっては貴重な体験を行えます。
施設内にはレストランやカフェ、アート作品を購入できるショップも充実しているので、1日を過ごしても飽きてしまうこともありません。
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