北海道清里町のさくらの滝は、春には桜が咲き、夏にはサクラマスが遡上する滝、あまり知られていないれた観光スポットです。
サクラマスの遡上
サクラマスは、ヤマメやアマゴと同じサケ科の魚ですが、海に下って大きく成長し、産卵のために川に戻ってきます。このような生態を「降海回帰」と呼びます。サクラマスは、海で餌を食べることで体長が50~60センチメートル、体重が2~3キログラムにもなります。
サクラマスの遡上は地域によって異なりますが、本州では2月から6月まで、北海道では4月から7月までとなっています。さくらの滝では6月中旬から9月上旬にかけて見ることができます。サクラマスの遡上の時間帯は12時から15時ぐらいが多く、特に15時が一番おすすめです。
サクラマスは滝越えをする際には高さ約1メートルのジャンプをし、その姿はまるで空を飛んでいるかのようです。
しかし滝越えは簡単なことではありません。何度も挑戦して失敗したり、天敵に捕食されたりする危険があります。それでもサクラマスは命をかけて川を遡上し続けます。その姿は生命力を感じさせてくれます。
紅葉と雪景色
さくらの滝は春や夏だけでなく、秋や冬も魅力的です。10月になると周囲の木々が紅葉し、赤や黄色やオレンジ色に染まります。そのコントラストは目を楽しませてくれます。冬になると雪が降り積もり、白銀の世界になります。
滝自体も凍って氷瀑(ひょうばく)と呼ばれる珍しい現象を見ることができます。
見学時の注意点
周辺はクマ出没注意の看板あるので注意してください。
さくらの滝には簡易トイレはありますが、あまりきれいとは言えないので事前に済ませておくことを勧めます。周辺にコンビニなどはなく、近くのの道の駅まで車で15分ほどかかります。
ドローンは禁止ですが、まれに飛んでいることがあり、きちんと許可を取っているものだと思われます。
柵、ロープを超えて滝のほうまで行かないように。よく写真撮影のために乗り越える人がいます。
さくらの滝は魅力たっぷり
日本でサクラマスの遡上をこれだけ間近で見られる場所はここだけです。これだけのために見に来る価値はあります。
アクセスの悪さや知名度の低さから、観光客でごったがえすようなことはありませんでした。
google mapの星の評価は正しいと思います。正直穴場スポットです。
※画像はイメージです。
\ コメントくださ〜い /