札幌市内にある「旧小別沢トンネル」って、ご存知でしょうか?
手彫りで掘られた不気味さからでしょうか?
いわく付きの心霊スポットというウワサがあります・・・という事で今回は「旧小別沢トンネル」についてのお話です。
旧小別沢トンネルとは?
北海道札幌市西区と中央区宮の森を結ぶ市道です
農作物の輸送時間を短縮するために地域住民が有志を募り開削資金を出し合い、1927年頃からほとんど手作業でトンネルを掘り始め、約2年で開通させました。
トンネルが開通した当初は、とても移動の便が良くなり地元住民は大喜びだったそうです。
しかし2003年に新小別沢トンネルが完成し、旧小別沢トンネルは使用されなくなりました。
心霊スポットと呼ばれるようになったのか?
理由は「アジア人を強制労働者として連行し働かせた」という”ウワサ”です。
本当の所は、地域住民の有志の人々が人力の手掘りしたはずなののですが、トンネルの近辺に何が祀られているか解らない社があり、それが原因の一つなのではと思います。
”ウワサ”が流れだすと、「トンネルに人柱が埋まっている」や「強制労働者が死んだ際、トンネル内で燃やした」など尾ひれのついた多くの話が出回ったのです。
結付、信憑性が高いといえば、改装工事を行った関係者が不審な死を遂げたというウワサでしょうか?
私のエピソード
旧小別沢トンネルで、わたし体験したエピソードを紹介します。
大学生の頃、夏の風物詩としてこの「旧小別沢トンネル」に肝試しにいきました。
男女ペアになり往復するだけなのですが、どのペアも怪奇な現象に見舞われ、いよいよ私の順番がきました。
ところが私とペアを組む女子が怖がって帰ってしまったのです。
もう一度入ってくれる女子もおらず途方に暮れて居ると「ひとりで入ったら」と誰かが言いだします。
私の頭の中で「一人で入る、勇気がある、カッコいい、彼女ができる」というナゾの方程式が出来てしまい、「俺、一人で行ってくるわ!」と意気揚々とトンネルに入っていきました。
トンネル内は思ったよりも怖いのですが、謎の方程式を頭で唱えているとあっという間に出口で、後は戻るだけでした。
しかし「ほっ」としたのが悪かったのか、イヤーなことに気付きました。それは私の真後ろに誰か居るのです。
足音も聞こえないし姿も確認できませんが、確実に誰かが真後ろにいる。
そう思うと急に恐怖心で動けなくなり、私の両肩に手が乗ってきたのです。ゆっくりと背中から方に「ぬらぁ」っとした感じで・・・
私は小声で「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」とお経を唱えると、手にギュッ!と力が入りましたが、すぅーっと手の感覚は消えていきました。
しかし次の瞬間、私の耳元で「効かないよ」と聞こえ気絶してしまったようです。
目を覚ました私は友人の車の中にいて、みんな心配そうにしています。
助けてくれた友人にすべてを話したのですが、誰一人として「一人で入ったら」といってはいないと・・・
最後に
今回は「旧小別沢トンネル」について紹介しました。
このトンネルはすでに通行ができず、倉庫として利用されています。
そしてトンネルの出入り口近辺にはお店もありまので、地域の住民に迷惑をかけないように、十分配慮して見学をお願いします。
※画像はメージです。
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