道の駅サーモンパーク千歳とグリルレストラン「サーモンキング」の紹介

道の駅サーモンパーク千歳とグリルレストラン「サーモンキング」の紹介

2023年秋にリニュアルオープンした道の駅「サーモンパーク千歳」。
運営会社の変更によるテナントの退去問題などいろいろありましたが、運営会社が代わり、リニューアルオープンして半年ほどたった現在の姿はどうなったのでしょうか。

2024年３月に行ったときのことをレポート、さらにそのときに食事し、好印象だったグリルレストラン「サーモンキング」の紹介をしていきたいと思います！

道の駅サーモンパーク千歳について

道の駅サーモンパーク千歳は2005年に北海道千歳市花園町にオープンした道の駅です。
千歳川沿いに設置されており、敷地内には「鮭のふるさと　千歳水族館」があり、８月～12月の間は千歳川に鮭を捕獲するためのインディアン水車が設置され、橋の上から捕獲の様子を見て楽しむことができます。

2023年４月から指定管理者がそれまでのシダックスから静岡県にある業者に変更になり、それに伴うテナントの退去問題は、北海道内で大きな話題となりました。
2023年8月26日、指定管理者体制でのリニューアルオープン。
それ以降は道の駅内は全て指定管理者直営の店のみとなりました。

2024年３月に訪問したときの様子

私は道の駅サーモンパーク千歳のリニューアルオープン直後の2023年９月にも１度訪問しておりますが、そのときは、もちろん、平日ながら駐車場は満車になり、入場待ちの車列ができるほどの大盛況でした。
それから約半年たった現在の様子はどうでしょうか？

今回訪問したのは日曜日でしたが、駐車場はほぼ満車！空きスペースを見つけるのが大変なほどの賑わいでした。
客入りという観点から言うと、リニューアルは今のところ大成功のようです。

リニューアル後、何が変わったか

まず飲食店は一新、以前よりも、鮭、サーモン関連のメニューが多くなった印象です。
その中にはラーメンの上に鮭の切り身を乗せたような、北海道民にはあまり馴染みのない、道外の観光客向けのようなメニューもあります。
そしてジンギスカンのような、北海道名物のメニューも多くなった印象です。

2023年3月のテナント退去問題で最も話題になったピザ屋「ピザドゥ」跡にはグリルレストラン『サーモンキング』ができ、リニューアル前中華料理店だったスペースは、「農産エリア」「物産エリア」となり、「農産エリア」では北海道産の野菜が低価格で販売され、「物産エリア」では鮭を中心に、北海道食材を使った加工食品が販売されるようになりました。

大盛況の「物産エリア」

個人的に今回のリニューアルで明らかに良くなったと思うところはこの「物産エリア」の設置で、ここでは他ではなかなか見ることのできない、鮭、いくら、カニなど、北海道名物の食材を使った加工食品を購入することができます。
試食コーナーも豊富に設けられており、やや高級な「いくらしょうゆ」などの食品を、実際に食べて味を確認できることは本当に素晴らしく、いつ来ても賑わっている人気のコーナーとなっています。

グリルレストラン『サーモンキング』

リニューアル前、『ピザドゥ』があったところに出来た新しいレストラン、「グリルレストラン『サーモンキング』。
今回私たちは、このレストランで食事することにしました。

サーモン関連のメニューが多くなった、リニューアル後のサーモンパーク千歳内の飲食店。
この「サーモンキング」も、グリルレストランだけにハンバーグやステーキがメニューの中心ながらも、「サーモンといくらのクリームパスタ」や、「グリルサーモンプレート」など、しっかりサーモン関連のメニューは押さえています。

店内はにぎやかなフードコートと比べると、落ち着いた雰囲気。
注文システムは各テーブルにあるQRコードを読み込んで、自分のスマホで行う近代的なものです。
無料のレモン水のセルフサービスもあります。

サーモンといくらのクリームパスタ

私はせっかくサーモンパーク千歳に来たのだから、サーモン関連のメニューを頼もうということで、「サーモンといくらのクリームパスタ」をオーダーしました。

まず見た目が鮮やかでいいですね。
白いクリームソースに上にかけられた、赤いいくらが映えます。
料理がテーブルに届けられると、スタッフがその場でチーズを削ってかけてくれます。これも好印象。

味はクリームパスタらしく濃厚。
クリームソースに鮭といくらの味がとても合っています。これは新しい発見。
そして忘れてはいけないのが、野菜で、ブロッコリーとじゃがいもが入っていますが、特にじゃがいものホクホク感は本当に素晴らしい！

グリルサーモンプレート

妻は「グリルサーモンプレート」とパン、スープ、サラダのセットをオーダー。
このサーモンは北海道産ではなくチリ産ですが、メニューにしっかり記載しているのが正直でよい！

グリルサーモンは脂乗りが本当にすごくて、濃厚な味わいで本当に美味しいです。
そしてサーモンのエキスが入ったソースに、パンをつけて食べるのもおすすめ。
このパンも焼きたての本格的なもので、ファミレスによくある業務用スーパーに売っているようなパンとはレベルの違う美味しさです。

帰りがけに「いってらっしゃい！」

このグリルレストラン『サーモンキング』のスタッフは、客の帰りがけには「ありがとうございました」ではなく、「いってらっしゃい！」と声かけしてくれます。
他とは違う一工夫といったところですが、とても印象に残った声かけでした。

結果的には人気の道の駅に

さて、2023年3月の指定管理者変更に伴うテナント退去問題では、大きな批判を受けることとなったこの「道の駅サーモンパーク千歳」でしたが、リニューアル後半年が経過してのこの賑わいを見て、個人的にはリニューアルは成功だったのかな、と思います。

今回は「グリルレストラン『サーモンキング』」を紹介しましたが、飲食店は他にも魅力的な店舗が沢山あり、道内、道外、そして海外のお客様にとっても魅力的な道の駅になったと言えるのではないでしょうか。

秋には橋の上から、遡上する何万匹もの鮭の姿を見ることができるこの「道の駅サーモンパーク千歳」。
北海道屈指の魅力的な道の駅が、リニューアルされ、さらに魅力的になりました！