小樽オルゴール堂を訪れた本音

小樽のシンボル的な存在でもある「小樽オルゴール堂」は、明治時代の面影を残す重厚な石造りの建物と、1000種類以上のオルゴールが並ぶ幻想的な空間で、訪れる人を魅了します。
レンガ造りのクラシカルな外観は、小樽運河周辺の街並みにも調和していて、まるで時間が止まったかのような佇まい。

さて観光パンフレットはここまで。
初めての北海道旅行で訪れた、「小樽オルゴール堂」の感想を赤裸々に書いていきます。

目次

世界最大の蒸気時計

小樽オルゴール堂前の蒸気時計。
見た目がいかにも古くて、いかにも産業遺産っぽいので、「蒸気の力で動く歴史的な時計」だと思い込む人は多い。自分もそうだった。

だが現実は違う・・・この蒸気時計が設置されたのは平成6年(1994年)6月25日。
製作者は、カナダ・バンクーバーのガスタウン蒸気時計で知られるレイモンド・サンダース氏で、これは彼の二作目にあたり、ガスタウンの蒸気時計とは姉妹関係。

ここまではいい、問題は中身だ。
この時計は蒸気で動いていない。
時刻を刻んでいるのは電気モーターで、内部は普通に電気式で蒸気は駆動には使われていない。蒸気の役割は、音を出すためだけ。
コンピューター制御でボイラーから蒸気を噴き出し、汽笛を鳴らしている。
つまりこれは、「蒸気で動く時計」ではなく、蒸気で音を出す電気時計だった事を知ってガッカリした。

オルゴールがひしめき合う美しい館内

館内に一歩足を踏み入れると、そこはまさに音の博物館の様相。
所狭しと並べられた大小さまざまなオルゴールが、やさしい音色を奏でる。手のひらサイズのかわいらしいものから、家具のような存在感を放つアンティーク調の大型オルゴールまで、実にバリエーション豊か。
中には100年以上前に作られたヨーロッパ製の貴重な品も展示されている。

しかし、その日は運悪く、店内は自分を含めた観光客がひしめきあい、想像以上に狭く感じます。
無神経な外国人の団体客が大声をあげて闊歩するなか、ほとんどのオルゴールは繊細なガラス製。少しふらつけば商品に触れそうで、身体をどう動かすか、どう壊さないように通り抜けるのかと常に気を遣う。

オーバーツーリズムとは?そんな事を考えてしまい、落ち着いて見学ができなかった。

世界観が広がる

小樽オルゴール堂は音だけでなく、香りといった「五感」が刺激されるのも魅力のひとつ。
キャンドルやアロマ製品、北海道産のクラフトアイテムも多く取り扱われていいる。
オルゴールの音に包まれながら、ゆったりとお気に入りの品を探せる演出も兼ねているようだ。

どれも悪くはない、むしろ雰囲気があってよいのだが、一つ疑問が浮かんだ。
なぜここにあるのだろうか?

オルゴールから必然的に派生した要素というより、購買性の高い商品を並べただけのように邪推してします。
それに中年男性の私は、匂いに対しての感性が皆無なのだ。

見るだけでは終わらない

小樽オルゴール堂の魅力は、見るだけでなく、体験できるところにもある。
本館から通りを挟んだ場所に「小樽オルゴール堂遊工房」があり、好きな曲とパーツを選んで、自分だけのオリジナルオルゴールを作ることができる。

相方がやってみたいと言い出し、予約推奨にも関わらず、運よく空きがあったのですんなり体験した。
ベースのオルゴールに小物やガラスの小さい人形などをデコって、だれでも簡単に可愛いオルゴールが出来上がる。
達成感があり思い出のオルゴールも出来上がるのだが、なんだか物足りないのだ。

そんな欲求を満たす、「オルゴールの基部」を作るコースもあった。
しかし、時間も手間もかかるうえに当日3回の受付による募集。
どうせ作るならとおもったが、この後のスケジュールも考慮するとハードルが高かった。

総論「小樽オルゴール堂遊工房」

オルゴールの音色には、なぜか心をほっとさせてくれる力があると思う。
音の美しさだけでなく、人々の記憶や想いと深く結びつけ、旅のひとときとして音の記憶を刻んでくれる場所なのだろう。だだし、ここは確実に女性向けだと思う。

オッサンも十分に楽しめる要素があるのは認める。
すくなくとも私は相方にせがまれてきたとい事もあって、実際は寿司屋で酒をかっくらっていたい。
正直をいえば、そんな気分なのだ。

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