公共交通機関で宗谷岬への旅

この夏の終わりに、どうしても行きたいところがありました。それは宗谷岬です。
なぜならば、北海道の納沙布岬、沖縄の波照間島と与那国島と西、南、西の端っこには行ったことがあるのに、北端の宗谷岬だけ行ったことがなかったから。

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稚内へ電車で向かう

旭川で一泊して、6:03発の稚内行きの各駅停車に乗りました。
2両編成の最後尾の座席に座って早朝の北海道を車窓からのんびり眺めていると、名寄駅で後1両切りは離しとなります。
慌てて前の車両に行きましたが、すでに座席は同じように宗谷岬を目指す人で埋まって座れません。
立ったままはつらいですが、普段見られないような車窓からの風景、とくに利尻富士が素晴らしくて救いでした。
稚内行きを乗る際には、前の車両に乗るのがよさそうです。

宗谷岬へのバスは大混雑

列車は12:07に稚内駅へ到着し、併設している道の駅で利尻昆布の入ったうどんを慌ててかき込み、すぐに宗谷岬行きのバス乗り場に向かいました。
鉄道での失敗を繰り返さぬよう、バスの出発時間よりかなり早くいったのが幸いし、一番乗りで先頭の海が見える側の席を無事に手に入れました。
バスが来る直前には30メートル近くの行列はできていたので正解です。宗谷岬行きのバスは便数が少ないので早い時間から並びましょう。

そして都会の通勤時間のように大混雑の中、バスは宗谷岬に向かって走りました。

宗谷岬を1時間で見学

駅から宗谷岬までは約50分かかりました。
風力発電の風車などが見える風景の中、最北端の地を目指してバスは走ります。スマホでマップを確認し、近づくにつ連れて気持ちが高揚し緊張が走ります。

そして、いよいよ次は宗谷岬とのアナウンスが聞こえ、よく見る最北端の碑が見える近くでバスは止まりました。
「いよいよ最北端に来たんだ」と最高に緊張しながら、「日本最北端の地の碑」で記念撮影します。
運が良いことにこの日は雲がほとんどない快晴で、目を細くしてよく見れば水平線のかなたにサハリンらしき島影がみえました。

感動に浸るのもの束の間、稚内駅行きの最終バスが15:20で滞在時間は1時間ぐらい、すこしでも時間を無駄にする事ができませんので、いくつかのスポットをへとへとになりならが走って見学してます。
宗谷岬は奈良のように鹿が群れを成して歩いていて、近づいても逃げることなく撮影できてほっこりとしていると、すでに時間がギリギリ。
本当は最北端のラーメン屋で食事をとりたかったのですが、そんな暇もないままにバス停へ走る事になってしまいました。

かろうじて稚内駅に帰還

出発の10分前ぐらいにバス停にたどり着くと、すでに10メートル近くの行列ができていました。
これだと座れないないなと思っていたのですが、宗谷岬は始発ではありませんが誰も乗っていません。それがラッキーだったのかバスが到着し一斉にバスに乗りこむと、ぎりぎりどうにか座れました。
その後に乗ってくる人は座れず、行き同様に大混雑のバスは16:18に稚内駅前へ戻ります。

稚内駅から旭川方面の17:44の最終電車に乗りながら、ついに日本の4つの端、最北端の宗谷岬に行けたことは本当によかったと思いながら、北海道の人も思い切っていかないといけないところというのを実感しました。

宗谷岬は一生に一度は入っておくべきスポットだと思います。

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