2024年、旭川市で渓谷「神居古潭」に架けられた橋から、女子高生が突き落とされ命を奪われました。
家族から捜索願が提出され、防犯カメラ映像から犯人グループも浮かび上がります。
彼女はなぜ殺されなければならなかったのか、警察官と不倫関係にあった女の正体とは。
今回は、要注意人物に目をつけられた「村山月さん殺害事件」についてを、私なりの視点で考察していきます。
事件発生
2024年4月19日午前4時頃、北海道旭川市にある渓谷「神居古潭」から、留萌市で暮らす女子高校生 村山月さん(当時17歳)が突き落とされました。
帰って来ない娘を心配した家族は、3日後の22日に捜索願を提出。
捜査の結果、立ち寄ったコンビニの防犯カメラ映像に、複数人の男女と彼女を確認します。
そこで警察は4月24日、恐喝容疑で旭川市に住む無職:内田梨瑚(当時21歳)を逮捕。
2日後の26日、上川管内の少年A(当時16歳)も逮捕しました。
さらに5月2日、監禁容疑で無職の小西優花(当時19歳)と少女B(当時26歳)を逮捕。
4日後の5月6日、同じく監禁容疑で内田と少年Aも再逮捕しました。
そして事情聴取し、5月下旬に石狩川の下流から月さんの遺体が発見されたのです。
彼女を殺したのは誰なのか
事件前日の4月18日夜、内田は月さんを道の駅「るもい」に呼び出しました。
そこで彼女を車に乗せて監禁。
この車に同乗していたのが、小西・少年A・少女Bの3人です。
現場となった神居古潭へ移動するまでの4時間、月さんへの暴力を加えています。
翌19日午前3時40分に到着。
内田と小西は彼女を橋へ連れて行き、全裸にして動画を撮影したうえで欄干に座らせます。
月さんは「いやだ!」と言って欄干から降りるも、再び座ることを強要。
内田が「落ちろ!」や「死ね!」と迫り、小西は軽く二の腕と背中を押しました。
最後に内田が突き飛ばして、彼女は川へ転落後、2人は車に戻って逃走します。
月さんが殺害された理由
彼女は、無断で内田の画像を自分のSNSへ転載。
なぜ転載したのか不明ですが、おそらく軽い気持ちから行ったのでしょう。
事実を知った内田は月さんを恐喝し、10万円を支払うよう脅します。
そこで彼女が電子マネーで支払おうとするも、内田はうまく受け取れません。激怒した状態で、月さんを呼び出しました。
そもそも内田は、地元で悪名高い有名な存在。
彼女の行動や態度が気に入らない。だから制裁を加えてやろう。そんな気持ちから、追い込んだのではないでしょうか?
神居古潭は景勝地でありながら、アイヌ語では「神の住む場所」という意味があり、心霊スポットとしての噂も絶えません。
この近辺を流れる石狩川は「最大の難所」と呼ばれるほど流れが速く、「複雑な地形だから死体は上がらない」と言われ、内田はその情報を鵜呑みにしたのかもしれません。
それを踏まえると、神居古潭を選んだ理由も納得できるでしょう。
男をあさる内田の本性
内田はもともとイジメっ子体質。
中高生時代から気に入らない子の悪口を話し、その子が席へ戻って来ると素知らぬ顔でやり過ごす。
人によって態度を変える、信用できない人物でした。
高校を卒業したあとは、旭川市内で夜の商売へ。
「サンロク街」と呼ばれる歓楽街に入り浸るようになります。
そして男を求め、飲み歩くようになりました。
ここからは、常識から外れた内田の生活ぶりを確認してください。
【問題行動1】警察官との不倫
相手は旭川中央署の刑事課、組織犯罪対策係:C警部補。
内田と寄り添った写真も、ネット上で拡散されています。(現在は削除もしくはモザイク)
2人の出会いは、2024年1月12日。
旭川中央署員が、仲間内で開いた新年会(飲み会)で、カラオケを歌いながら、ワインをラッパ飲みするようなお祭り状態。お騒がせ行動の合間に警察官を誘い、深い関係へと。
【問題行動2】大麻(違法薬物)の使用
内田は、薬物にも関与していた疑いがあります。
知人は、「あいつの車には大麻があるから、共犯だと思われるし一緒に乗るなよ」と忠告。
これに関しては、「北海道警の署員が大麻パーティー」を行っていた。
この情報との接点が曖昧なので、どのような繋がりか明らかになっていません。
隠蔽体質が蔓延しているようで、内田もこのパーティーに参加していたのではないでしょうか。
【問題行動3】立ちんぼの元締め
「性欲モンスター」と呼ばれていた内田は、若い女性を管理していました。
憶測ですが男を探していた女性へ声をかけ、斡旋していたのかもしれません。
この辺りは法に触れる部分があり、詳しく報じられておらず不透明。しかし、本人は同性愛者ですら性行為へ誘っているので、元締めだった噂はほぼ事実でしょう。
他にもやらかしていると推測されるので、消された情報もあるのではないでしょうか。
なお共犯者の小西は、内田にとって子分のような存在。
指示には逆らわず、疑うことなく犯行に手を貸したと思われます。
事件の顛末
著者が推測するのは、少女時代にいじめられて鬱屈した負の感情を、立ちんぼの元締めという立場になり、子分のような存在もできたことから有頂天になって発散したのだと思います。
社会的にはそれほどの立場ではないのですが、世界が狭い彼女にとっては女王様になった気分だったのでしょう。
月さんにとった行動は、結果的に彼女が亡くなってしまうとは想像できず、子どもじみた制裁であったのではないかと思うと、遺族の方の無念さを感じ胸が締め付けられる思いです。
裁きはこれから始まるので、どのような判決が下るのか注目していきたい。
※画像はイメージです。
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