北海道の節分はなにをまく?!

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北海道の節分は、本州とはちょっと違うところがあります。
ちょっと、どころではないかもしれません。
なにしろ北海道の節分は、大豆をまかないのですから・・・では、なにをまくのか?
北海道の節分について紹介します。

目次

節分とは?

節分とは、「季節を分ける」と書く文字の通り季節のさかい目のことです。
立春・立夏・立秋・立冬がそれぞれ季節が始まる日で、その前日が節分です。
私たちが現在「節分」と言うと、普通は立春の前日、毎年2月3日ごろのことを指すことが多いと思います。

春は一年の始まりなので、一年間の健康を願い、悪いものを追い出し縁起のよいものを食べる。
これが現在も節分の行事として続いているので、2月3日の節分の印象が強いのではないでしょうか。

実は、節分は毎年必ず「2月3日」とは限りません。
立春の前日なので、その立春の日付が違えば節分の日付も変わるのです。
ちなみに、2025年は2月2日になるそうです。

北海道で節分にまくものとは?!

節分には豆まきをして、鬼を外へ追い出しますよね。
この福豆は大豆の炒り豆が一般的だと思いますが、実は北海道では「落花生」をまきます。

北海道で落花生をまく理由は、いくつかの説があります。

  • 節分が行われる2月は雪が積もっているため、大豆だと雪に埋もれて見えなくなるという説です。
    雪に埋もれた大豆は片づけが大変ですよね。
    そこで、大豆よりも大きい落花生をまくのではないかということです。
  • 北海道の厳しい寒さを乗り越えるための栄養確保説です。
    厳しい寒さを乗り越えるためには、特にカロリーは欠かせない栄養分です。
    落花生は、大豆の1.5倍程のカロリーがあるそうですので、より落花生のほうが栄養確保ができますよね。
    節分には年齢の数だけ豆を食べますが、落花生は殻付きで1粒と数えます。
    殻の中に2、3個の落花生が入っていることが多いので、多くの落花生を食べることができます。
  • 衛生的だからという説です。
    雪の上にまくと濡れてしまう可能性もありますよね。
    その点、殻の中身が汚れない落花生は、その後食べるにも衛生的ですよね。

旭川周辺では「旭豆」という大豆にてんさい糖の衣をまとった豆菓子をまく事もあるそうです。
こちらは、まくと汚れることもあるので、まくための落花生と食べるための旭豆を用意するご家庭もあるそうです。

最近では、個包装のチョコレートをまくという話もあります。
落花生と同じく、個包装になっているチョコレートなら衛生的です。
しかし、福豆というからには、チョコレートはちょっと・・・という道民もいます。

北海道の節分の様子は?

ちなみに、北海道以外でも東北地方や千葉、九州の鹿児島や宮崎などでも落花生をまくそうです。
東北は北海道と同じく雪の影響がありそうですね。
千葉は日本一の落花生産地ですし、九州も鹿児島に落花生の産地があるため、まくことが多いようです。

実は、北海道にきてから真面目に豆まきをしたことはないのですが、節分の時期、北海道のスーパーの節分売場では9割くらい落花生で埋め尽くされていて驚きました。
道民の友達に、落花生をまくの?と思わず聞いたところ「え?他になにをまくの?」と言われるほど、ほとんどの人が落花生をまくそうです。

ちなみにピーナッツはナッツではなくマメ科植物

いかがでしょうか?節分にも北海道独特の文化がありますね。
2月は特に雪が多い時期なので、それが1番影響しているように思いました。

しかし、落花生の豆まきもとてもいいですよね!
まく落花生と食べる大豆や旭豆などと、分けるのもよいかもしれませんね。

※画像はイメージです。

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