北海道伊達市大滝区の深い自然林におおわれ、長流川(おさるがわ)にかかる「大滝ナイアガラの滝」。
森林の奥にあって、高さ3m、幅80mのひっそりとした滝ですが、しぶきが舞い上がる爽快な空間です。
誰が「ナイアガラの滝」と読んだのかの由来は不明らしいのですが、地元の方が「プチナイアガラ」「ミニナイアガラ」と読んでいたのが定着したという説があります。
美しいエメラルドグリーンの川底
激しい火山活動により海底に溜まった噴合物に含まれる鉱物が、地中の熱水で変性したものを緑色凝灰岩(グリーンタフ)といい、日光にあたると川底がエメラルドグリーンに輝いて見えます。地層が柔らかいので、大雨や台風により毎年少しずつ形を変えていきます。
訪問すると、おそらく想像していた滝とはちょっと違うと感じると思いますが、カナダにある本物のナイアガラと比べてはいけません。
それでも「ミニナイアガラ」を思わせる程の力強さがあり、大地の息吹を感じさせます。
またこの滝は、緑色凝灰岩の岩盤を流れているので輝いて見えることにより、趣ある景色が四季折々の風情が際立ちます。
季節を通して楽しめる
春先には増水によりダイナミックで躍動感あふれ、ナイアガラの滝を感じさせられるのですが、やはりお勧めは秋。
紅葉とのコラボが鑑賞できて幻想的な景色が見られるので、私はこちらの方が好きです。
ただし10月後半には落葉してしまうので、チャンスをお見逃しなく。
年間通して人が少ないので、時間を忘れてのんびりと森林浴を楽しめるでしょう。
散策路周辺はマイナスイオンが浴びられる地元の穴場スポットで、自然のミストを浴びることにより、ストレス軽減効果やリラックス効果が期待できます。
噂どおりのわかりずらさ
駐車場に車を止めて、入口看板から約1キロの散策路を歩いて15分ほどです。
ウッドチップが敷き詰められた歩道になっているので、女性はスニーカーで行くのがおすすめです。
現地にたどり着くまで、滝の案内がほとんどありません。
「まだ歩くのか…」と不安になり始める頃に、赤茶色の小さな川を渡るとすぐ目の前に滝の景色が広がり感動します。
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