日本で1番多い苗字は「佐藤」さんですが、その地域によって多い苗字ってありますよね?
私が生まれ育った土地では近所に「遠藤」さんがとても多いです。調べてみたら日本では38位ですが、東京や神奈川に遠藤さんが多いそうです。
北海道にはどんな苗字が多いのか、また北海道ならではの珍しい苗字は何かを紹介したいと思います。
北海道に多い苗字とは?
電話帳に登録されている名字を調べているサイトによりますと、北海道に多い苗字は、佐藤・高橋・佐々木・鈴木・伊藤・田中・吉田・渡辺・中村・小林・・・と、まあまあありがちでした。全国と比べても、ほぼ同じ苗字が多いようですね。
それもそのはず、北海道には本州から入植者としてやってきた人が多いからですよね。
しかし、原住民であるアイヌをはじめとした北海道に関連したルーツの苗字もありますよ。
アイヌ由来の珍しい苗字
アイヌには苗字がなかったので、明治以降に戸籍が整備される中で和人のような苗字をつけられたと言われています。
なので、和人も地名や地形などから苗字を創ったようにアイヌ由来の苗字も存在しています。
貝沢「カイザワ」
アイヌ語で「ピパウシ=カラス貝の多いところ」が由来だそうです。なんとも北海道らしい風景ですね。
秋田県にもルーツがあり、秋田からの移民の可能性とアイヌの両方で北海道に多い苗字となっています。
煮雪「ニユキ」
雪がついているところが北海道感出てますね。極めて珍しい苗字です。
知里「チリ」
アイヌの豪族チリパ・ハエプト翁が由来だそうです。
他にも北海道の珍しい苗字
他の地域からの入植者が多いため、北海道にだけ多い苗字というのは実は少ないようです。
でも移り住む前の地域からの苗字が、今は北海道にだけ残っていたり多くなっていたりする苗字があります。
理寛寺「リカンジ」
広島出身の僧侶がつけた苗字です。江戸時代に広島市にあった理寛寺からつけられたそうです。
鉢呂「ハチロ」
富山県の元は『鉢蝋(ハチロウ)』という苗字から改姓したそうです。北海道への移民が多い北陸由来の苗字ですね。
他にも、加我・敦賀・帰山など石川県加賀藩士由来の苗字が多いようです。
おわりに
いかがでしたか?今日紹介した中では1つだけ知人の苗字があります。実は私の苗字(というか道内出身の夫の)も調べてみたら東北地方由来で北海道に少し多めでした。確かにルーツは東北にあるので、なるほど!と思いました。
皆さんも興味がありましたら、調べてみるとおもしろいかもしれませんね。
※諸説ありますので、必ずしも正しいという事はありません。
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※写真はイメージです。
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