もし小樽に来たのであれば、是非よってほしい昭和レトロな雰囲気の「亀十パン」をご紹介します。
「亀十パン」とは
最寄り駅はJR南小樽駅で、徒歩10分ぐらいです。
入船通り沿いにありますので、観光で来た方はオルゴール堂からまっすぐ歩いていき、電車の陸橋を越えてすぐの辺りの右手にあります。
お店はこじんまりして、ぱっと身は和菓子屋のような佇まい、「亀十」の看板が目に止まると思います。
小樽では有名なパン屋で、1949年創業し70年を超えていますので、近隣に住んでいる者にとって小さい頃から慣れ親しんだ懐かしい存在であります。
聞いた話によると、終戦後、シベリア抑留を経て小樽に戻った先代のオーナーがほぼ独学で「亀十パン」を開業したそうです。
営業時間は午前4時からで、その理由は朝の早い港湾関係の方の利用が多いらしいのと、早朝に到着するフェリー客にも重宝されているとか。
パンのお味は?
なつかしい感じのショーケースの中にアルミバットに乗せられた、豊富な種類のパンが所狭しと並んでいます。
手書きで書かれたプライスカードに味わいを感じ、今の流行りのパン屋のようなハデさはありませんが、懐かしさを感じるラインナップです。
時間にもよりますが、かなりの種類のパンが並んでいて、どれも美味しそうで迷ってしまうこと間違いなしです。
しかも、高くても300円せず、だいたいが200円以下とリーズナブルで、たくさん買ってしまうことでしょう。
ただし、どのパンもボリュームがありますのでご注意です。
そして気になる味ですが、ズバリ昭和です。
創業当時から伝わる味をそのままだと思うのと、使われている素材がなつかしい。
ホットドックのソーセージは魚肉、生クリームでは無くてバタークリームなどなど、今ではなかなか味わえない昭和そのままで、年配の方は懐かしく、若い方には斬新さを感じる美味しいパンです。
とくにパン好きの方は、普通の「食パン」を味わってほしいと思います。
もっちりとふわふわな食感、トースタで軽くあぶり、なにもつけずに食べてみてほしい。
最後にひとこと
お店にはイートインスペースがありませんので、かつない臨海公園や小樽公園に行って、遠足気分で頂くのが良いでしょう。
最近のパン屋にはない、なつかしくも美味しいパンがここにはあります。
※画像はイメージです。
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