北海道の赤の絶景、能取湖 さんご草群落を見に行こう!

夏の終わりから秋にかけての北海道旅行で外せない、おすすめスポットをご紹介します。
その名も能取湖(のとろこ)さんご草群落。網走市の北に位置するこの湖では、8月下旬〜10月上旬にかけてさんご草が美しく紅葉し、「真紅のカーペット」とも称される絶景を楽しむことができます。中でも、9月の最終週ごろに見ごろを迎えるようです。

目次

サンゴ草群生地とは

網走市街に位置する能取湖は、オホーツク海と通じる海水湖で、厚岸草(アッケシソウ)という一年草が群生しています。この植物は日本では厚岸町厚岸湖(あっけしちょうあっけしこ)のカキ島で最初に発見されたことからアッケシソウと名付けられました。
このアッケシソウが8月下旬〜9月中旬に真紅に染まり、美しい紅葉の景色を生み出します。

ところで植物なのにサンゴと呼ばれるのかといいますと、その様子が珊瑚に似ていることから、別名さんご草と呼ばれています。ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの寒冷地帯に分布している植物で、日本では天然記念物に指定されています。

そんなさんご草ですが、ヨーロッパなどでは食用としても定着しているそうで、塩分のある湿地に生息しているため、ほんのり塩味がして、シーアスパラガスとも呼ばれているようです。

サンゴ草のアップ

おすすめポイントを紹介

さんご草群落は北海道内他のスポットでも見られますが、能取湖サンゴ草群落はその中でも一番の規模を誇ります。なお、能取湖サンゴ草群落は大きく分けて4つ、卯原内(うばらない)、能取、美岬、平和地区に分かれています。
おすすめは卯原内。ここからおすすめポイントを紹介していきます!

卯原内の群生地

その1. 卯原内の群生地には遊歩道やトイレが整備されています!

大自然の観光には何かと不便さがつき物ですが、卯原内ならバリアフリーの遊歩道やトイレがしっかりと整備されています。さんご草群落は海水の湿地帯に生息しているため、足場が悪くなりがちですが、ここでは心配ありません。

その2. 毎年、能取湖さんご草祭りが開催されます!

毎年9月上旬に能取湖さんご草祭りというお祭りが開催されます。初日は地元の小中学生による音楽の催しが、二日目には、一度衰退したさんご草群落の復活に貢献した東京農業大学の学生さんによるソーラン節などが楽しめますよ。ホタテやつぶ貝など、北海道の名産物を賞味することもでき、楽しめること間違いなしです!

その3. 写真映えばっちりのスポットです!

水面に真紅のさんご草が生息し、それだけでも写真映えばっちりの能取湖さんご草群落ですが、その上に橋のように遊歩道がかかっており、至近距離からの撮影が可能です。地平線に向かって橋が掛かっているような構図での撮影もおすすめですよ。

地平線と橋

映画やCMのロケ地でもあります

能取湖さんご草群生地から程近い能取岬灯台は、アイドルグループ嵐が出演したJAL先得「旅の写真編」のロケ地にもなりました。
その他、「子ぎつねヘレン」「南極料理人」「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」などの映画にも使用され、北の大地の壮大さが感じられるスポットなのですね!
能取湖さんご草群落を訪れる際には、ぜひ行程に追加してみてはいかがでしょうか?

さいごに

いかがでしたでしょうか?
夏の終わりから秋にかけての旅行で、能取湖さんご草群落を訪れるのをお勧めします!
素敵な北海道旅行をお楽しみください!

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