ある時期から、羊肉を野菜などとともに焼く「ジンギスカン鍋」を食べられるお店が都内近郊に増えてきました。
しかし、親戚が北海道在住で何度か遊びに行ったことがある私は、「これは違う!」と思いました。
その違いは何か?ご説明しましょう。
東京で食べたジンギスカンとの違いは?
私が北海道の親戚の家で食べさせてもらっていたジンギスカン鍋は、羊肉がたっぷりとタレにつけこまれているものでした。
そして王冠型で独特のジンギスカン鍋でその肉を焼くと、タレが鍋の縁のところにたまります。
そこには、もやしや玉ねぎなどの野菜焼かれていて、タレの味は染み込んだ野菜を楽しめるのです。
ところが都内近郊で食べられるジンギスカン鍋は、肉がタレにつけこまれていませんでした。
味付けされていない肉を焼き、それをタレにつけて食べるのです。
当然ながら野菜にもタレがからむことはなく、肉と同じく焼いた後にタレにつけて食べます。
「これでは単なる焼肉だ」と私は思いました。
違うのです・・・私が思う、本来のジンギスカン鍋は、あのタレにつけこまれた羊肉とタレにからんだ野菜を楽しむものです。
そしてジンギスカンの旨さの秘訣は鍋で、タレを縁にためる、ある形状だから味わえるものです。
北海道にゆかりのある他の知人数人に聞いてもみましたが、北海道でジンギスカン鍋といえばやはりタレにつけこんだものが主流だそうなのだそうです。
素材も違う!
肉に関しても違和感を感じて、後日調べたところ、私が以前親戚に食べさせてもらったジンギスカンの羊肉は、「松尾ジンギスカン」の物でした。
道内では誰でも知っているメーカーで、道内各所でタレにつけこんだ羊肉を売っており、親戚はそれを買って食べさせてくれたのです。
そして、ジンギスカン鍋はタレが重要となります。
松尾ジンギスカンのタレは、りんごと玉ねぎ、醤油と生姜、十数種類の香辛料から成り、熱処理を一切せず日持ちのしないフレッシュな生のタレ。
創業以来変わらない材料と製法で作られているので、まさに北海道の味。
ちなみに松尾ジンギスカンでは現在オンラインストアも運営しているため、全国どこにいてもそれを手に入れることができます。
札幌に7店と新千歳空港内に店舗を構えており、そこで飲食をすることが可能です。中には食べ飲み放題を実施している店舗もあるそうです。
2020年9月現在の情報ですので、詳細は松尾ジンギスカンのウェブサイトをご覧ください。
北海道に行かれる方は、北海道名物であるそのタレを用いた松尾ジンギスカンを、どうぞ食べてみてはいかがでしょうか。
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