野鳥の聖地「ウトナイ湖」

大自然に恵まれた北海道には、洞爺湖や支笏湖、摩周湖など沢山の美しい湖がありますが、私がお勧めするのは、苫小牧市にある「ウトナイ湖」です。
「ウトナイ」とは、アイヌ語の「小さな川の流れが集まる所」という意味で、その名前の通りに他の湖に比べてさほど広くはありません。
でもね、この湖だけの魅力がたっぷりなんですよ。

目次

ウトナイ湖の魅力 その1〜アクセスの手軽さ

まずはなんといっても、アクセスしやすい立地です。
例えば貴方が北海道に来たとします。霧で有名な摩周湖、サミットが開かれた洞爺湖、水の透明度が高くて美しい支笏湖・・・などなどと沢山の湖がありますが、どれも市街地から山道を抜けていかないとたどり着けません。
バグっている北海道の距離感では、運転に自信がある人でも一苦労でしょう。

それに比べて「ウトナイ湖」は、千歳空港から20分ぐらい、札幌市内からは1時間程度に位置しています。
たしかに札幌からは遠い感じがしますが、高速道路や国道沿いにあるので、らくらくアクセス。北海道で運転したことがある人だったら一度は体験する、道中、催してもコンビニやトイレが無くてピンチという事がほぼありません。

ウトナイ湖の魅力 その2〜野鳥を観察

ウトナイ湖は 「国指定鳥獣保護区」 となっており、渡り鳥の中継地点としても知られ、季節ごとに違った沢山の野鳥を観る事が出来ます。
私が訪れたとき、湖畔には大きなハクチョウが何羽もいて、人を気にすることなく羽を休めていました。
その姿があまりにも自然で美しく、カメラを構えるのを忘れてただ見とれてしまいました。

「日本野鳥の会サンクチュアリ」の施設もあり、バードウォッチングを初心者からベテランまで楽しめる環境が整っています。
もし 双眼鏡を持っていたら、さらに楽しめます。
デッカイカメラを構えた玄人な叔父さんが時々いて、もし親切な個体と遭遇すれば、必要のない事まで詳しく教えてもらえます。静かに観察したい場合は、軽く会釈で回避し自然観察路を散策しなががよろしいでしょう。
時折、キツネやシカとも出会えます。

ウトナイ湖の魅力 その3〜展望台からの眺め

道の駅の側の湖のほとりには展望台があります。
4階建てぐらいの高さで低めに感じますが、無料なのと湖や野鳥を観察するのには十分です。
それにエレベーター付きで、オープンテラスになっている3階までエレベーターで行けます。
北海道の展望台は、下手すると展望階まで徒歩仕様のノットバリアフリーな設備が多いので、足に自信のない方も最上階に昇れるのです。

屋上からの景色は、どこまでも続く湖と広大な空、風が心地よく吹き抜け、遠くには渡り鳥が羽ばたく姿も・・・。
とう言うのが理想で、実際は新千歳空港を発着する飛行機を見てテンションがあがるぐらいですかね。

ちなみにですが、2回の展望スペースは暖房が完備で双眼鏡の貸出もあり、冬でも暖かくどんよりした湖と数々の野鳥を観察できます。

ウトナイ湖の魅力 その4〜道の駅で味わう北海道の恵み

湖畔に面して「道の駅 ウトナイ湖」があります。
お土産屋やアンテナショップ、そばや海鮮が食べられる食堂がありますが、16時には閉まる北海道仕様です。味としては悪くないのですが、ここで夕食を食べようと思うのはお勧めできません。

ちなみにですが「ハスカップ」ってご存知ですか?
北海道以外ではあまり見かけない果物で、名前の由来はアイヌ語の「ハシカプ」、「枝に沢山なるもの」という意味です。お菓子やソフトクリームのフレーバー以外に、そのままで食べる機会があまりないのですが、の冷凍パックを発見し購入しました。
一つ食べてみると酸味がつよいブルーベリーっぽい味、ヨーグルトに混ぜると美味しいです。

途中からハスカップの話になってしまいましたが、食堂あり、おみやげ物屋も充実した道の駅でした。

気になったらウトナイ湖にいってみて

ウトナイ湖は、訪れれば日常の喧騒から離れ、 自然と向き合う贅沢な時間を過ごすことができるスペックを秘めています。
道中、レンタカーで旅行されている方は飛行機の時間まで少し余ったなという場合、最後の思い出づくりに良いかもしれません。
他にも野鳥好きでデッカイ望遠レンズ担いて写真取る人にはうってつけです。

※画像はイメージです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

\ コメントくださ〜い /

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次