道の駅おびら鰊番屋で、小平の山海の幸と歴史に出会う

北海道の日本海側を中心に、かつてはニシン漁で賑わった町々。
今でも往時をしのばせる番屋(漁民達の作業場兼宿泊施設)が残る町がいくつもありますが、中でも小平町の旧花田家鰊番屋は最大級のものです。
今回はその小平町にある、道の駅「おびら鰊番屋」を紹介しますね。

にしん番屋風デザインの建物が印象的♪

国道232号線(通称オロロンライン)を苫前から留萌方面に向けて南下し、鬼鹿地区を過ぎて2kmほどのところにデーンと現れるのが、この黒っぽい色で統一された番屋風の建物。
殴り書き風の派手な看板が無いと、ちょっぴり入り辛い威圧感がありますね。

館内に入ると出迎えてくれるのは、漁業で栄えた町らしい大漁旗の数々。
まあるい行灯の光、太い梁や柱と相俟って、いい雰囲気を醸し出していました。

こちらはちょっと分かり辛いのですが、柱に飾られた模型。
これは、獲れた鰊を原料に肥料を作る工程の内の、「粕干し」を、上から見たものなんです。
他にも何点か、鰊漁に関わる精巧な縮尺模型が展示されていましたよ。

そして、こちらは番屋の中の「親方の間」を模して造られた休憩コーナーです。

最近では目にする機会がめっきり減ってしまった障子戸がふんだんに使われています。

小平は海の幸ばかりではないんです!!

さて、特産品コーナーの方に足を踏み入れて見たら、海の幸以外のものが目に付きました。
最近は道北の各地でお米の栽培がおこなわれるようになりましたが、ここ小平にもありました。
「ゆめぴりか」にも負けない味だと評判の「ゆきさやか」です。
「第18回 米・食味分析鑑定コンクール国際大会」 で特別優秀賞を受賞したお米なんですって。

ボウリングのピンや、バイオリンの板として使われるイタヤカエデで作られた。
落田林産さんの黒炭もありました。

黒炭の長所をさらに生かして、火持ちがよくて火の粉が跳ねない炭に仕上げているとの事。
この炭でBBQやってみたいなぁ~。

米、炭と来て、お次は「小平味噌」ですよ。
これは、小平産の青大豆を原材料に、地元の6次化産業団体「うまい会」さんが造ったお味噌。

使われている塩は赤穂の甘塩で、2年寝かせていると言う超本格派のお味噌です。
こういう製品て、ホント涙が出るくらいに有難いです。

そして自慢の海の幸も!!

さぁ、いよいよ小平の海産物ですが、この辺りの海で獲れる特産品と言えば、やっぱりタコでしょう。

真空パックの冷凍品で、ボッツ(頭)と足がい~っぱい♪

そして、出ました「トンビカラス」。
これは、タコの中でも美味しさでは一二を争う部位。タコの口の部分です。
一匹の蛸から一つしかとれない貴重部位で、しかも美味い!!

今回は残念ながら地元産ではなかったのですが、ニシンの糠漬けや、デカいホッケ、カレイの一夜干しの冷凍ものも置かれていました。
前浜で揚がったものが並ぶ時期もあるのでしょうね。

酒の肴にも事欠かない品揃え

ここまで、ご飯のおかずがいっぱい♪の感の品揃えでしたが、でもそれだけじゃない。一杯のお供もたっくさ~んあるんですよ~。
まずは鮭のハラス部分の皮のチップス。

ほんでもって、こっちは鰊の燻製と、鮭のトバですよ。
鰊の燻製は、なんと道南天然ナラ材のチップで燻蒸したものだそうです。

あらっ!! 海産物の冷ケースに、小平牛の手造りハンバーグも置かれていましたよ♪
これは小平町で育てられた黒毛和牛のお肉だけを使った、こだわりのハンバーグです。

お楽しみは、まだまだありまっせ~!!

この道の駅の施設の一つである「観光交流センター」を出て左側に進むと、「食材供給施設」という名のついた、これまた番屋風の作りのレストランがあります。

ここでは、「にしんの三平汁」を始めとした、漁師町ならではの料理を堪能できますよ。
期間限定で、小平の前浜で揚がったヒラメの「昆布〆め丼」も味わえます♪

そしてこのレストランの隣りには、かつて栄華を誇った旧花田家の鰊番屋が!!

デカっ!!
ここは、見学が出来る施設として保存されています。

海側を見ると、大きな行灯型の看板がありました。

背景の雪を被った暑寒山系がまた美しい~♪

今回は時間の制約などで、観光交流センター二階の「歴史文化保存展示ホール」には行けませんでしたが、それでも十二分に日本海の漁業の町・小平の街の匂いを感じる事が出来ました。
道の駅おびら鰊番屋、オロロンラインドライブの途中に是非立ち寄ってみて下さいね。

道の駅 おびら鰊番屋

住所:北海道留萌郡小平町字鬼鹿広富(国道232号沿い)
TEL:0164-56-1828
営業時間、休館日については、コロナ感染症の影響で変動がありますので、こちらをご覧ください。