空前のサウナブーム!十勝の新名所「北海道ホテル」について

新型コロナウイルスの感染流行は第4波となり、全国的にも感染が拡大、北海道は今札幌を中心とした各市の医療が切迫しつつあります。ここの危機的な状況の中、ワクチンの高齢者への接種が開始され、一刻も早い普及が望まれる。
1年以上前に感染症流行が始まった頃には適当な治療法はなく、未知の伝染病に全世界の人々は肉体的、精神的、経済的な危機にさらされ、今日に至ります。
数少ない対策法として行政的には自粛、休業要請といった「感染拡大抑止」、個々人のマスクや手指消毒といった「感染予防」、食事・運動・睡眠といった「免疫力アップ」の方法などが各種メディアで注目されました。

そのような背景もあり、以前から免疫力を高める効果やメンタルの安定などの効果が期待できるサウナも注目され、自粛が緩和された時期にはひそかにブームとなっていたことはご存知でしょうか?
暑い、苦しい汗だくといったマイナスなイメージがあった方もかつては多くいましたが、入り方「サ法」や「ととのう」といった効果が広く認知されるようになり興味を持っていた方もいるはず。

実は北海道はその土地柄を活かしたサウナや業界的には全国的有名人の「ととのえ親方」こと松尾大さんの活躍もあり全国のサウナ愛好家(通称サウナー)から注目されています。
札幌ではすすきのにある「ニコーリフレ」が有名ですが、イベント日以外は男性しか入れないこと、札幌圏以外の道民には少し行きづらいことなどが難点でした。

そこで本記事では十勝を代表するサウナがある「北海道ホテル」について紹介します。
帯広市を中心とした十勝はその豊かな農作物・自然を背景としたグルメやスイーツ、レジャーの宝庫で、その他地域の道民にとってもの道内旅行先としても最適な地域の一つです。

新型コロナウイルス感染症の流行がなかなか収まらず、自粛が緩和されるとしてもワクチンが行き渡るまでは以前のGO TOキャンペーンのように道内旅行程度しかできない可能性も高いでしょう。
この記事を読めばそんなときの参考になるかもしれません。

森のスパリゾート 北海道ホテル
目次

北海道ホテルについて

北海道ホテルは帯広駅から南西に車で5〜10分ほど、比較的市街地に近いものの、グリーンパークなど公園を始めとして比較的周囲に自然の豊かな地域にあります。
住所としては帯広市西7条南19丁目1。

結婚式場や大ホールもある大型のホテルで、駐車場の数もホテル周囲のものを含めると周囲の十分にあります。敷地も広く、緑に囲まれた自然の中を散歩することもでき、結婚式の記念撮影にはピッタリ。

サウナ施設として脚光を浴びたのは2019年6月、サウナ設備をリニューアルしたことがきっかけでした。その質の高さからサウナ業界では全国区の知名度となっていき、プロサウナーの厳正な審査の結果選出されるサウナシュラン2020においては全国9位、北海道では最も有名なサウナ、すすきのにある「ニコーリフレ」を差し置いて北海道では唯一選出されました。

近年のサウナ活動が評価されサウナーオブ・ザ・イヤー2020に輝いたオリエンタルラジオの藤森慎吾さんも2020年にサウナ番組の企画で帯広を訪れ、北海道ホテルを高く評価していました。

施設内結婚式場

モール温泉

サウナの施設として広く認知される前から温泉施設としても有名でした。
帯広市内、また帯広から車で30分ほどのところにある十勝川温泉の泉質は世界的にも希少な「モール温泉」が湧き出ており、平成16年から北海道遺産に認定されています。

モール温泉は太古の昔、地中に埋もれた植物が黒檀に変化する過程で地下水に溶け出したことにより作り出されました。植物性の泥炭などに由来するフミン酸、フルボ酸といった成分が含まれており、肌がすべすべにすることから美人の湯として有名です。

泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)とされ、効果効能としては神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、痔、慢性消化器疾患、慢性皮膚病、病後回復、疲労回復、健康増進、虚弱体質、慢性婦人病、冷え性、切り傷、やけどの他、湯の飲用で慢性消化器疾患、痛風、肝臓病、糖尿病などに効果があるとされます。

サウナポスター

北海道ホテルのサウナを楽しむ

このモール温泉は温度の違いやジャグジーなど3種類の浴槽に分けられ、楽しむことができます。
サウナの基本サイクルは「サウナ」、「水風呂」、「外気浴」で、これらを2〜4周することで「ととのう」状態になっていきます。

しかし1周目から「ととのう」状態を体感するには実はサウナの前準備としての「湯通し」が必要になってきます。

湯通しは湯船に5分ほどつかり軽く体を温め、汗を書きやすい状態にしておくのですが、この湯通しを世界的にも希少なモール温泉でできるとは贅沢ですね。

いざサウナへ。サウナ内の壁面は北海道の白樺が敷き詰められ、木の香りによるリラックス効果があります。十勝では初のフィンランド式の「ロウリュウ」ができるようになっており、サウナストーンへ水をかけてその水蒸気により体感温度は一気に上昇、より強烈な発汗を促す。

通常ロウリュウに使用する水は水道水の他、アロマ水を用いてリラックス効果を高めることがありますが、北海道ホテルのロウリュウはなんとモール温泉をかけます(通称「モーリュウ」)。
美人の湯として知られるモール温泉の水蒸気を浴びてその効果を発揮する他、なんと壁の白樺にもモール温泉をかけることが許されています(通称「ウォーリュウ(壁=wall + ロウリュウ)」)。

ロウリュウでは一気に水蒸気をサウナ内に充満させることで発汗を促しますが、ウォーリュウによって少しずつ湿度が上がることによっても発汗させるほか、湿度を適切に保つ効果があると考えられます(湿度管理が適切にされていないサウナは肌や髪を痛めます)。

サウナに5〜10分ほど入り、汗をかいて上がったら(心拍数が平時の2倍が目安)シャワーやかけ湯で汗を流し次は水風呂。
サウナを習慣的にするようになると実は水風呂が「ととのう」ためにはいちばん重要であることがわかります。温まりきった体を水風呂できっちり冷やすことでこの状態になることができるからです。

帯広市の水道水は国土交通省が行っている一級河川調査で過去8回日本一に選出されている札内川などを水源とし、北海道ホテルの水風呂でもその伏流水を使用することで最高の水風呂に入ることができます。16℃程度とやや冷たい温度設定ですが、水の肌当たりがなめらかでその冷たさほどの鋭さ・痛みは感じません。水風呂には1〜2分ほど入ります。

最後に外気浴・休憩。サウナと水風呂により体内ではアドレナリン、ノルアドレナリン、エンドルフィンといった種々のホルモンが分泌されます。これらのホルモンは血中濃度が半減するまでに2分ほど必要とし、直後の外気浴・休憩では副交感神経優位となりリラックス状態となる状態が合わされることで「ととのう」状態が生み出されると考えられます。

休憩スペースはあまり広くありませんが、可能であればぜひ露天風呂側のイスを利用しましょう。青空のもと、施設内の緑豊かな香りを感じることも季節によってはできるかもしれません。

施設内の売店には松尾大さんが設立したアパレルメーカー「TTNE」のグッズを含め様々なサウナグッズもあり、買い求めることもできます(昨今のブームにより札幌では売り切れているグッズがあることも)。

サウナが終わればサウナ飯。帯広といえば豚丼を始めとしたグルメ、スイートポテトやお菓子、パンといったスイーツが有名で充実したサウナ飯を楽しむこともできます。街中に出れば屋台・長屋があり地元民に混ざり風情のある観光もできます。

サウナーTシャツ

おわりに

いかがでしたでしょうか?

十勝の新しいサウナ名所、北海道ホテルについて解説しました。世界的にも希少なモール温泉と恵まれた水質によるサウナ施設は今や全国区のレベルとなっています。興味を持った方はぜひ一度足を運んでみてください。それではよいサウナ生活を。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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