レンタカーの旅がヤバかった

私が住んでいる九州では、冬になっても滅多に雪なんて積もることすらありません。
ロマンチックにホワイトクリスマスなんて思って、職場の先輩と二人で北海道旅行へ行きました。

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美瑛まで

北海道旅行の初日は札幌で過ごし、次の日はいよいよ本番でレンタカーを借りて美瑛まで!
札幌ですら雪化粧した町並みにうっとりする程なので、まさに北の大地で息を飲むほど美しいとガイドブックにかかれている美瑛はどれほど?
青い池、潜流瀑、それに温泉とワクワクが止まらなくなる!

でもその日は運悪く、雪と吹雪がひどく荒れた天気で、高速の一部に交通規制がかかっています。
けれど美瑛のホテルを予約していたし、どうしても行きたい場所があったし、下道を使って美瑛へ向かい始めました。

雪道を運転したことなんてまるでありません、全く知らない土地の道、それに雪が積もっていて白線も埋もれてしまっています。ブレーキを踏めば当たり前のようにスリップするので、運転するということだけで想像以上に気力と体力を消耗します。

それでもなんとか運転を続け、市街地まであと30分ほどで到着しそうだというところでした。どこかで道を間違えてしまったようで、辺りには住宅すらもない、森の中に迷い込んでしまったのです。

車が動かない

私はナビを見直して、運転している先輩に「Uターンしましょう」と伝えると、
「あれ、バックしてるんだけど。タイヤ空回りして動かない」・・・・さーっと血の気がひきました。
「嘘でしょ!!!こんな雪山の中で」

そんな中で思い出したのはレンタカー屋さんでのやりとり。
「何かあったときにはこの番号に電話をください。どこにでも迎えに行きます」という頼もしい言葉を思い出し、ほっとしたような気持ちでスマホを取り出し電話をかけよとすると・・・電波がありません。1本もありません。
もう死ぬかと思いました。

けれど運転している先輩に「悟られてはいけない、落ち着かないと」と自分に言い聞かせていたとき、車がブーンとやや大きな音を立てて動き出したのです。
安心したからか、一気に身体に血が巡るような温かさを感じました。

それから

その後順調にドライブし、無事に美瑛町での観光を楽しみました。
帰りは高速道路を使用したのですが、やっぱり吹雪が酷くて死にそうな思いで帰りつきました。
もう一生、冬の北海道で運転はしないでおこうと思ったぐらい、怖い出来事でした。

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