自然とアートの共存!安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄

美唄市にある安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄、幼いころから家族によく連れて行っていってもらった素晴らしいスポットです。
札幌から1時間で行ける穴場の美術館を道内外の方にもっと知っていただきたく、初めてで拙い文書ながら投稿させていただきます。

目次

自然とアートの感動的な一体化

安田侃という人物をご存知でしょうか?
北海道美唄市出身の彫刻家で、札幌駅にある道民御用達の待ち合わせスポット「白い石」の作者にあたる人物。
見た目から「白い石」と呼んでいるあのオブジェ、実は「妙夢」(みょうむ)という作品名で、こんな意味があるようです。

夢がごとし。穴から見える向こうが夢か現実か?こちらにいる自分が夢か現実か?はて!

JRタワーアートガイドより引用 http://www.jr-tower.com/art_1f_01

人々が行き交うJR札幌駅を見守るように鎮座してある「妙夢」と正反対に、自然の中で巡る季節を見守る「妙夢」がある場所をご存知でしょうか。

美唄の美術館「アルテピアッツァ美唄」

もう一つの妙夢があるその場所は、美唄市にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」。
美唄市とは札幌から1時間ほどの場所にあって、かつては豊富な石炭を産出し、道内有数の採炭地であった町。

そんな美唄市にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」とは、美唄出身の世界的彫刻家である安田侃がふるさとの廃校を活用して、周囲の広大な自然と彫刻が共存する。美しい風景に魅了される人が絶えない美術館です。

「アルテピアッツア」とはイタリア語で「芸術の広場」の意味があります。
この美術館は広大な土地と四季折々の風景に芸術作品が共存し、どの季節にも来たくなるような芸術広場です。春や夏には緑あふれる自然の中、秋には紅葉の中、冬には真っ白雪の中。
風景の中にたたずむ安田侃の彫刻作品は、空間と共存し、自然の風景も含めて1つの作品であるように感じます。

美しい風景だけではなく、廃校になってもなお当時の空気を感じることができる貴重な建築物はギャラリーやアートスペースとして利用され、敷地内に設置された彫刻はお子様と一緒に遊びながらアートを体験する。大人だけではなく、子供や親子でも楽しめる場所となっています。

アルテピアッツァ美唄の思い

その広大な敷地、世界的な作家である安田侃氏の彫刻作品が多数あるにも関わらず入場料はなんと無料。
その背景にはかつて炭鉱で栄え、衰退していった美唄の記憶や思いを静かにたたずみ続ける空間として残し、全ての方々にとってのかけがえのない故郷のような空間となるように・・・という安田侃氏の思いが詰められています。

その思いを受け取るかのように、1度訪れた方はリピートされる方が多くみられます。
私自身も幼少期に家族で連れて来てもらった記憶は楽しい思い出ばかりで、大人になった今も訪れ、子供ができた際には連れていこうと思っています。

アルテピアッツァへ行こう

美術館としてだけではなく、ワークショップやイベントがそれぞれの季節でいくつも行っています。
自然の中で素晴らしい彫刻に囲まれながら行う体験は、きっと心の中にたたずみ続けることになるでしょう。

一面の自然に囲まれたこの場所で自分自身と対話し、思い思いの時間を過ごしても見てはいかがでしょうか。

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