北海道の生活ってエアコン必要?

北海道の夏のイメージは、涼しくて湿度が低くカラッとしている、という感じでしたが、最近は北海道も夏は暑いというのが広まってきたように思います。道内だけでなく全国区の番組内の天気予報で、今日は沖縄より気温が高い!などと紹介されることもあります。
そんな北海道のエアコンの普及率は、増えてきてはいますが50%に届かないくらいだそうです。全国では90%を超えているのでまだ低めですよね。

転勤族のわが家は引っ越しの時に、エアコン付きを必須条件にしています。北海道では新築や築浅には付いていますが、古い物件はエアコン無しが多いです。

今回は、本州とはかなり気候の違う北海道で、はたしてエアコンが必要なのか?を主婦目線で考えたいと思います。

目次

北海道の気候について

北海道は広いので、地域によって気候は異なりますので一概には言えませんが、夏と冬の平均気温は大体ですがこのような感じです。

  • 夏は7月終わりから8月が最も暑い
    8月 最高気温平均26℃・最低気温平均18℃
  • 冬は1月が最も寒い
    1月 最高気温平均は-0.6℃・最低気温平均-7℃

それでも、まだ夏は東京の8月の最高気温平均が31℃、最低気温平均が24℃ですので、東京の最低気温よりやや高めくらいが北海道の最高気温くらいです。月で言うと、東京の6月くらいの気温です。

北海道の夏の最高気温として記録されているのは、2014年6月4日に十勝地方の音更町で観測された37.8℃です。本州の相当暑い日と同じくらいの気温ですね!
冬は言うまでもなく、東京の最低気温が氷点下になるのは年間でも数日のことですので、最高気温が平均して氷点下というのは相当寒いってことですよね。

また、日本で1番の最低気温として記録されているのは、1902年1月25日に旭川地方気象台で観測された-41.0℃です。普通、ここまで気温が下がることはありませんが、北海道の中でも特に寒い道東地方では、冬の寒い日で-20℃程度です。

北海道にエアコンは必要?

これは、ズバリ!夏は必要です!

夏でも最高気温が20℃台前半が続く地域もあるので、地域差はあります。

気候の所で説明したとおり、夏の日中は暑い日もありますが、暑い期間が1週間から10日くらいと短いです。その期間だけ我慢すればいい、と言う人もいますが、今年2022年には10月に道内でも真夏日を観測した地域があります。
暑い期間が昔より長くなっているし、熱中症予防のために、暑い時には無理せずエアコンを使ったほうが良いと思います。

では、冬はエアコンが必要なのでしょうか?

北海道冬のエアコン事情

北海道の冬のイメージ…外が雪でも家の中ではストーブをガンガン焚いて半袖でアイスを食べる…という話を聞いたことないですか?!関東から移住してきた私からすると、半袖の部分はやや盛ってはいますが、ほぼそんな感じではあります(笑)
やはり、主流はストーブです。しかし、最近ではストーブ無しでエアコンのみの住宅も増えているそうです。エアコンだけで寒くないの?というのはもう古いイメージだそうですよ?!住宅やエアコンの性能は日々進化を遂げています。

ちなみに北海道で主に使用されるエアコンは、寒冷地仕様になります。普通のエアコンと何が違うかというと、室外機に凍結防止ヒーターが搭載され200V用ハイパワーが多いです。また、室外機は雪に埋もれないための台やカバーを用いて設置されます。

エアコンを使うメリットとしては

  • 灯油が必要ない
  • 火事の心配がない
  • 夏にも使える

デメリットとしては

  • ハイパワーなので電気代がかかる
  • ストーブのように瞬時に暖かくならない
  • 200V用の電源工事などが必要

以前、道東地方の冬は-20℃まで気温が下がる地域に住んでいました。そこの友達がオール電化住宅を建て、冬もエアコンを使用していました。ストーブとの違いは、エアコンのほうが乾燥する感じがするのと、暖かい空気は上へ上がるため足元が寒く感じると言っていました。

でも、ストーブでも同じような事はあるので、加湿器と併用したり、電気カーペットや足元パネル(これも寒冷地あるあるかも?!)を使用するなど工夫すれば大丈夫という話でした。

おわりに〜夏のクーラーも冬の暖房も命を守るため~

北海道のエアコン事情、いかがでしたか?

私は関東出身なので、北海道に来て楽だな〜と感じたのは、夏の昼間は暑くても夜は涼しく熱帯夜がないことです。だから、少しくらい暑くても、夜は涼しいし眠れるから何日か我慢すればいい、という気持ちも理解はできます。また、暑くなってきてからエアコンを買っても、取り付けまでに時間がかかります。そのうちに暑い日々が過ぎてしまうので、買いそびれている人もいます。
まさに北海道の夫の実家がそうでしたが、私達が北海道に来てすぐ設置しました。高齢者や小さい子供にとって、熱中症は命に関わることもあります。

逆に、道民はストーブをすぐにつけます。
以前、冬のリビングの平均温度は、北海道は20℃以上で高く、本州は10℃台前半と低いと、テレビで見ました。試しに私の関東の実家に聞いたら、なんと11℃でした!それでは外気温と変わらないですよね(汗)

その時、わが家はストーブをつけて22℃でしたので、寒くないの?と聞くと、寒いからエアコンつけようとしたところ、とのことでした。それに、ヒートショックで心臓に負担がかかることも高齢者は心配です。

こう見ると、関東民のクーラーをつける早さと、道民の暖房をつける早さは、その気温に対する命の危機感の違いではないかと私は思います。
ストーブにしてもエアコンにしても、いずれにしろ適切に使って安全に快適に過ごしたいですね!

※画像はイメージです。

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コメント一覧 (1件)

  • 私は生まれも育ちも北海道の道産子民で御座います。
    ウチの祖母より以前から道産子民やっとりますが、昔からの道産子民はエアコンを使う習慣がありません。
    物件によってはエアコンが標準装備されておりますが、それでも滅多に使いません。
    そして、エアコン買おうか。ともなりません。
    使う道民の大半が本州からの移住者、もしくは若い方かと思います。普及率が低いのもそれかと思います。
    根っからの道産子民は大半が、玄関扉にチェーンをかけて靴をドアストッパー代わりにして開放、窓を網戸にして風の通り道を作り天然扇風機として涼をとります。
    道民の住宅地の多くが窓を開放して網戸にしているのもそういった事だと思います。

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